2018-04-06 23:51 — asano
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1MbitのUV-EPROMが見つかりました。10個ずつアルミ箔で包まれたのが2つ、開けてみたところメーカーもバラバラの中古品でした。
これは東芝のTC571001D-20、1989年製ですね。
「27」ではなく「57」なのはこれがnMOSではなくCMOSだから、「27C」の方がわかりやすいと思うのですが、社内の命名規則に合わせたのかもしれません。
VPP 12.5Vと書かれていますが、データシートによると12.75Vになっています。
21Vではないということなのか、データシートに記載は無いがVPP=12.5Vで書き込む方式が存在するのか、どういうことなのでしょう?
三菱のM5M27C101K-2です。
あまり秋葉原等の店頭では見かけないメーカーでしたが、UV-EPROMは別です。手持ちのROMを読んでみたのものも大半が三菱製でした。
富士通のMBM27C1001-15Z、1990年製です。
NEC製のμPD27C1001D-15、1988年製のものです。
マーキングが薄くて読めるように撮影するのは大変でした。
日立のHN27C101G-17、1990年製です。「-17」ということはCEからのアクセスタイムが170nsのものですが、このような半端な数字は珍しいですね。
これも PGM 12.5V とありますが、こちらはデータシートと一致しています。
最後はST MicroelectronicsのM27C1001-15FI、マーキングの異なる2種が入っていましたので並べてみました。
上は1992年製で原産国は不明です。
下は1993年のシンガポール製です。
表示の違いは製造年か原産国(工場)によるものでしょうが、製造年は近いので工場の違いの可能性が高いですかね。
このST Microelectronicsは比較的最近までUV-EPROMを生産していたのでよく見かけるメーカーです。勤めていた頃もUV-EPROMといえばここでした。
512kまではどのメーカーもUV-EPROMの型番は27xxxのxxxの部分が一緒でしたが、1Mからは何種類かになってわかりにくくなっています。ここでも「101」と「1001」が混在していますが、Intelは27C010です。さらに×16品や×8/×16切り替えのものなどもあってややこしいです。
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