MC68kボード (第4期工事編)
第4期工事はI/O高速化のためのPIOの追加になります。
第3期工事まででCP/M-68Kが動作するようになりましたが、フロッピーディスクへのアクセスを含め全てのI/Oがシリアルを経由するため遅いという問題がありました。そこでI/O機能を提供しているPC-8001mk2との間により高速な通信路を確保することにしました。
自宅から発掘された機器・部品・その他を紹介します。入手の経緯は
など様ざまです。
特記のない限り廃棄はしていません。
「細部が見たい」「内部を見たい」などありましたら「ご意見・ご要望」に書いていただけると再発掘するかもしれません。ただ整理して保管しているわけではないのでいつになるかはわかりませんし、最悪の場合は偶然出てくるまでそのままになる恐れもあります。
第4期工事はI/O高速化のためのPIOの追加になります。
第3期工事まででCP/M-68Kが動作するようになりましたが、フロッピーディスクへのアクセスを含め全てのI/Oがシリアルを経由するため遅いという問題がありました。そこでI/O機能を提供しているPC-8001mk2との間により高速な通信路を確保することにしました。
第3期工事はRAMの増設になります。基板にもう空きが無いので基板も追加になっています。
新たな基板になりました。写真左下はSN74LS32Nですね。
まだ256kbitのSRAMは安くなっていなかったのか、韓国製のKM62256AP-10を2つ使って64kBのメモリを構成しています。
写真上のコネクタ(50ピン)は基板間の接続用のもので、当然1枚目の基板にもこの時取り付けています。せっかくカードエッジの付いている基板ですが、それは使わずにコネクタをつけているのは何故でしょう? 思うにカードエッジを使うためにはバックプレーンにあたるものを配線しないといけないけれど、リボンケーブルなら圧着するだけで楽だったからでしょう。
第2期工事はFPU MC68881RC16Aの追加です。
基板の空いたエリアにMC68881RC16Aを追加しました。このデバイスはMC68020用の浮動小数点コプロセッサですが、他のプロセッサにもI/Oデバイスとしてなら接続可能です。バス幅も8,16,32どれでも可能でここでは16bitバスで接続しています。クロックもメインのプロセッサは8MHzでこのFPUは16MHzという変なことをしていますが全く問題ありません。
MC68kボードは少しずつ製作したわけで、今回はその第1期工事(下写真の明るい部分)です。
私の個人的な製作としては珍しくこの部分は回路図を(手書きメモ程度ですが)書いていました。それを発見してからとも思っていたのですがなかなか出てこないので記憶を手繰って書くことにしました。発見したら訂正も含めて紹介しますね。
この時点のスペックは以下になります。
今回はMC68kボード (概要編)で紹介したボードに搭載したソフトウェアの話です。
CP/M-68K上で動作させたソフトウェアまで含めるとキリが無いので、ボード上のROMに書き込んだものに限定します。そうするとモニタ、Tiny BASIC、CP/M-68Kの3つになります。
【モニタ】は最初に動かしたもの(ハードウェアのテスト用の無限ループ等を除いて)になります。ベースは「トランジスタ技術」誌の1985年4月号にアセンブラソースが掲載されたものです。その後少しずつ機能を追加して行き、MPUをMC68010に変更したときは対応するための修正をしています。
ただMC68kはバイナリを見ながらデバッグするような代物ではないので、もっぱらハードウェアの確認用に使用することが多かったです。後述のTiny BASICのデバッグ時も机上で行ってROMを書き換えてしまうことが多かったです。
今までに個人的に製作したボードの中で最も役に立ったのはこれです。
モトローラのMC68kシリーズを使ったマイコンボードです。
作り始めたのは私が高校生だった頃、PC-9801シリーズが欲しかったけれど買うだけのお金はなく、たどり着いたのがこのボードです。プログラミングのためと割り切って、CPU周りのみ製作してI/Oは手持ちの8ビットパソコンを利用するという手で規模を絞っています。
最終的なスペックは以下の通りです。
PC-386NOTE A用のHDDの箱が出てきました。
部品類の分類・保管用の箱として使用していたもので、中の梱包材等はありませんでした。モノは2.5inchのHDDなので、随分と大きな箱です。
HDD容量の記憶が曖昧だったのですが、これで40MBだったことがはっきりしました。
2016-12-24追記:
本体の現物が発見されないので以下は記憶で書きます。
純正品はちゃんと固定されるようになっていたこと思いますが、これは裸のHDDユニットにコネクタ中継用のフレキシブル基板がセットになっていたはずです。コネクタを接続後、HDD自体は固定されずにカバーとの間に挟む構造でした。そのままだと少々ガタつきがあり、何かスペーサ代わりのものを入れていたように記憶しています。
もし現物を発見できましたら、また書きますね。
Palm OSの日本語環境ソフトJ-OSです。
これがパッケージです。
Sony CLIEなど最初から日本語化されているものはともかく、私のように英語版のPalm Pilot使用者でもこれを入れれば日本語を使用できるというもので、フォントやかな漢字変換とその辞書などの集まりです。
中身のCD-ROMですね。「Macintosh & Windows ハイブリッド版」とあるのは1枚でMacintoshでもWindowsでも使えるということなのですが、どちらのホストでも実際にPalm Pilotに送り込まれるソフトウェアは一緒です。
今ではマザーボード搭載が当たり前なサウンドですが、これはまだオプションだった頃のボードの一つです。
ISAバスのSound Blaster 16 SCSIとサブボードとして搭載されているWave Blasterです。型名に「SCSI」と付くのは主にCD-ROMドライブ接続用にSCSIポートを持っているためです。この1枚にサウンド(FM音源+PCM)・ゲームポート・MIDIポート・SCSIポートが含まれていることになります。Wave BlasterはMIDIポートに接続される音源(ウェーブテーブル方式)です。
これはPC-9801用のカセットインターフェイス、PC-9801でカセットテープ使っていた人いたんですね。
調べてみたところPC-9801用のカセットインターフェイスにはPC-9801-03とPC-9801-13の2種類があったようですが、違いがよくわかりません。なのでこのボードがどちらなのかは不明です。
外部コネクタはDIN 8pinのみで、赤(録音用マイク端子)・白(再生用フォーン端子)・黒(リモート端子)に枝分かれしたケーブルを接続して使います。PC-6001, PC-8001, PC-8801シリーズとこのケーブルは共通のはずです。
コネクタの左に見える黄色いモノはリモート用のリレーですね。
右側の白っぽい大きなモノはアナログ回路のフィルムコンデンサでしょうか。