NE2000互換ボード(その3)
NE2000互換ボードも3回目、あと2枚残っていますがまとめていきます。
ジャンパピンは姿を消し、ソフトウェアによる設定になっていますね。設定変更には(おそらくPC-DOSで動作する)ソフトウェアが必要で、紛失していると思うのでもう変更は難しそうです。
NE2000互換ボードも3回目、あと2枚残っていますがまとめていきます。
ジャンパピンは姿を消し、ソフトウェアによる設定になっていますね。設定変更には(おそらくPC-DOSで動作する)ソフトウェアが必要で、紛失していると思うのでもう変更は難しそうです。
前回に引き続きNE2000互換ボードを取り上げます。
それにしても何でこれまで取り上げなかったんだろう? 今回見つけた箱もここ数年以内に詰め直したもので機会はあったのに…… やはりNE2000互換ボードというものが私の中で当たり前すぎてパスしてたのかなぁ。
1枚目とは打って変わって部品点数の少ないボードになっています。
以前Super I/O ボードについて書きましたが、最近もう1枚出てきました。
同じようなボードをもう一度取り上げようと思ったのは、これがおそらく最初に組んだPCに使っていたものだから。
最初に買ったET-4000と載っているデバイスのデートコードが近いのでおそらくこれも最初に買ったものの一つではないかと思います。
機能としてはIDE HDDのポートが1つ(2台まで接続可)、FDDのポートが一つ(これも2台まで接続可)、シリアルポートが2つ、パラレルポートが一つです。いわゆるゲームポートは付いていません。
PC系パーツは久しぶりになります。
シルクによると Media Vision の ProMovie Spectrum 2.0 のようです。
Media Vision はサウンドボード Pro Audio Spectrumシリーズで有名な会社でしたが、他の種類のボードも出していました。これもビデオキャプチャのボードのようです。
ISAバスのSCSIボードがまた1枚出てきました。
8ビットバスの小さなボードです。左上には「HP」のロゴも見えます。
ひときわ大きなNCR 53C400Aがコントローラ、データシートによるとアドレスデコーダまで内蔵したPCに特化したSCSIコントローラのようです。48mAのドライバも持っています。
3つある小さなPLCCはPALCE16V8H-15JC/4 ×2, PALCE20V8H-15JC/4です。どちらもGALと同じようなPLDです。せっかくISAバスに直結できそうなコントローラなのに、何をしているんでしょうか?
右下のALS245はパターンから見てデータバスのバッファでしょう。
右上の薄緑色はSCSIのターミネータ、右下の銀色はTERMPWRの保護素子と思います。
ハンディスキャナのインターフェイスボード出てきました。
ホストインターフェイスはISAでした。
左のPLCCがコントローラでしょう。「EICI022700」「TM0700A1000A」「T39419.4」「9333」とありますが正体不明です。最後の「9333」は1993年第33週製造でしょうか。多くのピンがそのままISAのカードエッジに接続されています。
右上にある小さなICはPhilipsの74HCT14D Hex Inverting Schmitt Trigerです。位置などから考えてスキャナからの信号の整形用でしょうか。
ISAではもう使うことも無いでしょう。
これはMulti I/OあるいはSuper I/Oと呼ばれていたPCの拡張ボードです。
以前ISAシリアル・パラレルボードでも書いたように、昔のPCマザーボードにはI/O機能はほとんど搭載されていませんでした。載っていたのはキーボードとブザーくらいのものです。
今では当たり前のビデオもサウンドもHDDもありません。もちろんUSBなどできる前のお話です。
最低限ビデオボードと起動用に何らかのディスクが必要ですが、これらはみなボードをISAスロットに挿して接続する必要がありました。当初はそれぞれ別なボードになっていたようですが、私が使い始めた頃には使用頻度が高いシリアル・パラレル・FDD・HDDのインターフェイスを1枚のボードにしたものが一般的になっていました。それが今回のSuper I/Oボードです。
今回もネットワーク関係、ISAのネットワークボードです。
3Com製のEtherLink II (3C503)ネットワークボードです。これにはバリエーションも多く、上のものは「ASSY #7920」と呼ばれていたものです。
8bit ISAのボードで、10BASE-5 (AUI)と10BASE-2をサポートしています。
中央下の大きなPLCCの石はおそらくゲートアレイ、テクニカルリファレンスにもゲートアレイについて言及があります。
その上の3ComロゴのあるものはDC-DCコンバータでしょう。10BASE-2のICは絶縁された電源で駆動しますからこれが必要になります。その点、10BASE-Tは絶縁された向こう側に電源を供給する必要がありませんから、パルストランスで信号のみ絶縁すればすみます。AUIはトランシーバ側で絶縁することになっているのでコントローラ側では絶縁不要です。
ISAバス用の4チャンネルシリアルのボードです。
この手の多チャンネルのシリアルボードはインテリジェントなもの(32チャンネルまで見たことがあります)が多いですが、4チャンネル程度ならこのような通常のCOMポートを多数並べたものもありました。汎用のCOMドライバが使えるのでOSを問わず使えるのがメリットです。