アナログ・デバイセズ

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資料の捜索していたらアナログ・デバイセズの石がいくつか出てきました。

AD533KD
一つ目はAD533KDです。だいぶ腐食が進んでいますが型番は何とか読めます。

「K」は誤差のランクを表し、±2.0%の「J」・±1.0%の「K」・±0.5%の「L」があります。末尾の「D」はセラミックDIPを表し、他にメタルカンの「H」もあります。

上のは2行目のデートコードが判読困難ですが、まとまって出てきたことから下と同じく「7833L」ではないかと思われます。

このAD533ですが、データシートによると「Low Cost IC Multiplier, Divider, Squarer, Square Rooter」とあります。乗除算・平方・平方根の演算器なのですが、社名からも想像できるようにアナログの演算器です。

Ricoh RP2A03

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6502をベースにしたマイコンのうちで通常のDIPのRP2A03が手に入りました。

RP2A03E
RicohのRP2A03Eで、非常に有名なある製品向けのカスタム品です。

汎用デバイスではないのでデータシートの入手は絶望的ですが、ネット上には情報があるようなので何とか動かせるのではないかなと挑戦してみることにしました。

Universal Monitor 6502のCPU判別法に追加してみたいという理由もあります。

社名もロゴも無いあっさりしたマーキングですが、一般に販売するものではないため必要ないという判断なのかもしれません。

容器文化ミュージアム

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先日、容器文化ミュージアムなるところに行ってみました。

容器文化ミュージアム
場所は山手線の五反田か大崎から歩いて10分弱、私は五反田から歩きましたが昔通っていたこともある道でちょっと懐かしかったり。オフィスビル1階の片隅にあります。

平日しか開館していないのですが、昼頃行ったら昼休みを利用して来ていると思われる方が多くいらっしゃいました。入場無料ですしそう広くもないので近くにお勤めならフラっと見学できるのではないでしょうか?

ちょうど2019年12月23日から2020年2月21日までの期間で企画展「なんか、ちがう。パッケージデザインの役割展」を開催しています。

まずは企画展からいくつか見てみましょう。

Intel P2114

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2114は以前にも取り上げていますが、Intel オリジナルが出てきたので再度書くことにします。

P2114A-4
IntelのP2114A-4、1024×4bit構成のSRAMです。

ピン数は18ピン、内訳は電源に2本・アドレスが10本・データが4本・CEWEとなります。

データシートによると「-4」はアクセスタイム200ns品のようです。今の感覚からするとかなり遅く感じますが、450nsや650nsなどというのが普通にある時代のものですのでそう遅いわけではありません。

Micron IS32A

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しばらく前になりますがMicron TechnologyのIS32Aという変わったデバイスを見かけて思わず買ってしまいました。

IS32A
外観からして変わっています。透明な窓付きパッケージですがUV-EPROMではありません。

UV-EPROMの窓はギリギリの大きさが多いですが、これは大きくてパッケージのパッドやボンディングの様子が観察できます。

ピン数は16ピンで、各ピンの名称は以下のようになっています。

W65C02続報

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動かないまま保留しているWDCのW65C02ですが、先日efialtes_htnさんよりVihを満たせていないのではないかとのコメントを頂き、入力ピンの電圧を確認してみました。

  • BE, RDY, SOB
    これらはVihとしてVDD×0.7 = 3.5V以上を要求しますが、10kΩでVDDにプルアップされており問題ないと考えられます。

    実測でもそれぞれ4.98V, 5.00V, 4.98Vと問題ありませんでした。

NCR65C02A

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CPU判別法(6502編)のもう一つの未入手品、NCR65C02が到着しました。

NCR65C02A
NCR65C02A、1986年製のようです。「A」付きということは2MHz版ですかね。

CMOS化に伴って命令が拡張されているものの、Rockwellの追加命令は含まれていないというものです。普通に使うならわざわざこれを選ぶ必要はありませんが、CPU判別ルーチンの確認用ということで敢えて入手してみたものです。

ちなみにこの「NCR」というメーカ、後にPCIバス用のSCSIコントローラで有名になりました。

MUTIF09

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Universal Monitorを移植しようと組み立てたMUTIF09、他の石も載せてからと思っていましたが時間かかりそうなのでとりあえず現状です。

MUTIF09
MUTIF09はKasumi YOSHINO(JA1UMI)氏のシングルボードコンピュータボードで、資料はBOOTH・プリント基板はオレンジピコショップにて入手可能です。Universal Monitor移植に最低限必要なもの(と手持ちがあって迷いのないものの一部)を搭載しています。

WDC W65C02

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CPU判別法(6502編)の最後に書いたW65C02が到着しました。

WDC W65C02
上が偽物の疑いのあるW65C02S8P-10、10MHz品です。

下はMouserで購入したW65C02S6TPG-14、14MHz品です。MouserはWDCの正規代理店なのでこちらは本物と見て間違いないでしょう。

ことの発端は6502の判別をテストしていた時です。

SY6502A, UM6502, UM6502A, RP65C02Gと取り替えて試していて特に問題は無かったのですが、W65C02S8P-10に変えたとたんモニタすら起動しなくなってしまいました。オープニングメッセージすら表示しないので判別ルーチンに引っかかっているわけではありません。

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