CDP1802 COSMAC
今回のものは少し風変わりなプロセッサです。
これはHarrisのCDP1802ACE、COSMAC (Complementary Symmetry Monolithic Array Computer)と呼ばれていたプロセッサです。本来COSMACはアーキテクチャの名称でしたが、プロセッサ自体もそう呼ばれました。
今回のものは少し風変わりなプロセッサです。
これはHarrisのCDP1802ACE、COSMAC (Complementary Symmetry Monolithic Array Computer)と呼ばれていたプロセッサです。本来COSMACはアーキテクチャの名称でしたが、プロセッサ自体もそう呼ばれました。
またまた古いマザーボードが出てきました。
ASUS製のPVI-486SP3です。
Socket 3(486シリーズ)用としてはPCIの載った後期のボードです。スロットはPCI×3, VL×1, ISA(16bit)×3となっており、VL⇒PCIの移行にちょうど良い構成でした。ボード自体はまだATです。
SIMMスロットが2つしかないのが個人的には不満でしたが、それ以外は使いやすかったと思います。
ボード左端中央のUM8669FはFDCでしょうか。
その下の「BESTKEY」と大書されているのはPS/2キーボード(とマウス)のコントローラでしょうか。大元はIntelの8041(8042だったかも、違いはメモリ容量)というワンチップマイコンにソフトを書き込んだものでした。これは40ピンDIPでした。その後各社からこのような専用IC(中身は依然マイコンかもしれませんが)が発売されましたが、何故かかなり後になるまで40ピンDIPのままチップセットに統合されずに来ました。
以前紹介したMR122Tの姉妹機種も出てきました。
アライドテレシスのMR125 IEEE802.3 Micro Repeaterです。
これはほぼ新品同様の状態で出てきました。
MR122Tが10BASE-2と10BASE-Tのポートを持ったいわば変換器だったのに対し、このMR125は10BASE-2のポートが2つです。
何のためにあるのかというと2つのネットワークの接続です。これにはいくつかの理由があります。
68000ファミリのパラレルI/Oとカウンタ・タイマの複合IC、PI/T (Parallel Interface/Timer)です。
Motorola製のMC68230P8、8MHz版です。もっとも68000バスではMPUと周辺デバイスに別なクロックを使うこともできますから、10MHzで動作しているMC68000(MPU)にこれを組み合わせることも簡単です。
これを「パソコン」のカテゴリーに分類していいのか若干疑問ではありますが...
NEC製のキーボード、N5200シリーズ用のものです。N5200シリーズは「オフコン」(オフィスコンピュータ)などと呼ばれていました。発売はPC-9801シリーズよりも前です。
古いものでだいぶ黄ばんでいますね。撮影前にキートップを外して漂白剤や洗剤に漬けて洗ったのですが、汚れは落ちても色はどうにもなりません。手前側側面が下段キーの影のように変色しているので光(おそらく紫外線)による樹脂の変質と思われます。
カナがJIS配列の日本語キーボードですが、キーの数はかなり多いです。
ふとZ80ボード 3号機で遊んでいたときに考えたルーチンを思い出しました。
1: 8000 ORG 8000H
2: 8000 check:
3: 8000 7E LD A,(HL)
4: 8001 AE XOR (HL)
5: 8002 C9 RET
ルーチンと呼ぶのもおかしいほどの短いコードです。何をするものでしょうか?
Z80のコードがわからない人のために簡単に解説するとこんな感じです。
簡単ですね。
またもやUVEPROMです。
三菱のM5M27C401K-15、512k×8bit構成のものでアクセスタイムは150nsです。
M27C801の窓も大きなもでしたが、このM5M27C401K-15の窓は巨大としか言いようがありません。当然中のダイ全体に光が当たるような大きさになっているわけでダイも巨大です。
昔はUVEPROMの窓専用の遮光シール(中に金属箔を入れるなどして光が透過しないようになっている)が売られていましたが、このサイズをカバーできるものは少ないでしょうね。
今では当たり前になったキャラクタLCDモジュールですが、これはまだ珍しかった頃のものです。
幅が20cmほどありますからかなり大きなモジュールです。文字数は40字×2行だったように思いますが、記憶が曖昧です。動作させられればわかるんですけどね。
裏側は基板が2階建てになっています。
下の基板にはHD44100 (LED Driver with 40-Channel Outputs)が6つ並んでいます。この数は上の40×2という推測と矛盾しません。そしてこの基板には日立のロゴが入っていますので、これは日立製のモジュールと思われます。
前にフライスマシンで作ったパネルをお見せしましたが、あれよりらしいモノも出てきました。
アルミのブロックを削って作ったモノです。左端の窪みは間違えて開けてしまった穴だと思います。
2つの小さな穴にはM3のネジが切ってあって取り付け用です。
ある方よりμPD71055が偽物ではないかとのご指摘いただきました。
確かにこれは中国より調達したものなので可能性はあります。それで手持ちの他のものと比較しようと探したら、もっと怪しいのがありました。
これがそうなのですが、「NEC」のロゴが変ですね。他の文字ならともかくロゴを間違えるなんてあり得ないです。それから「JAPAN」も大きすぎる気がします。