Sportster 28800 (分解編)
最初の頃に紹介したSportster 28800を開けてみました。
裏のネジ2本で簡単に開きます。ツメもありません。
電源のシーソースイッチは基板に直接実装されていました。LEDは表面実装で上カバーに導光パーツが付いています。
基板上で1つだけソケットに入っているのはROM、UV-EPROMではありませんがOTP・マスク・フラッシュの別はラベルを剥がさないとわかりません。44ピンなので16ビット幅と思われます。
自宅から発掘された機器・部品・その他を紹介します。入手の経緯は
など様ざまです。
特記のない限り廃棄はしていません。
「細部が見たい」「内部を見たい」などありましたら「ご意見・ご要望」に書いていただけると再発掘するかもしれません。ただ整理して保管しているわけではないのでいつになるかはわかりませんし、最悪の場合は偶然出てくるまでそのままになる恐れもあります。
最初の頃に紹介したSportster 28800を開けてみました。
裏のネジ2本で簡単に開きます。ツメもありません。
電源のシーソースイッチは基板に直接実装されていました。LEDは表面実装で上カバーに導光パーツが付いています。
基板上で1つだけソケットに入っているのはROM、UV-EPROMではありませんがOTP・マスク・フラッシュの別はラベルを剥がさないとわかりません。44ピンなので16ビット幅と思われます。
いつ何に使ったのかよくわからないDIMMも出てきました。
こちら側が表面です。端子数は片面に84、両面で168になります。10ピンと11ピンの間、40ピンと41ピンの間には逆挿しなどの防止のためのノッチがあります。その他の端子の無い隙間は未使用のためにパターンが無いだけでピン番号は振られています。
10ピンと11ピンの間のノッチは右(11ピン)側に寄っていますが、40ピンと41ピンの間のものは中央にあります。実はノッチの位置が左寄り・中央・右寄りでモジュールの仕様を表していて、間違った仕様のものを挿せないようになっているのです。うえで「逆挿しなど」と書いたのはそのためです。特に40ピン・41ピン間は電圧を表していて左寄りが5.0V、中央が3.3Vで誤挿入による破損を防いでいます。
ボード上には「NEC」ロゴがあるのですが、型番がわかりません。「DEC-22V0」は検索するといくつか引っかかるのですが、データブック等にはそれらしいものが見当たりません。
前にPC-9801F2 (分解編 その1)でFDCボードが抜かれていると書きましたが、それらしいボードが出てきました。
これが本体内の専用スロットに搭載されます。カードエッジコネクタ部には未使用があり、専用スロットなのになんで必要の無い端子があるのか疑問かもしれませんね。
全ピンを確認したわけではありませんが、C-Busと同じ信号が接続されているようです。PC-9801F2 (分解編 その3)の写真を見ると拡張スロットのバックプレーンのコネクタとFDCボード用のコネクタは並んでいるので多くのピンはそのまま並列に接続されているのでしょう。
このバッテリパックはMDウォークマンのもの、本体とともにと思っていたのですがなかなか本体を発見できないので単独で書きます。
SONYのBP-DM20、単3型のNi-MH電池を2つ一体にした形状です。
2つは結線されているわけでもなく、また向きも逆になっています。これは電池ホルダを普通の乾電池と両用にするためです。このバッテリパック用のホルダには乾電池も入れることができます。
これはよくある256k (32k×8bit) SRAMかと思ったら、擬似SRAMでした。
Toshiba製のTC51832SPL-10という擬似SRAM、32k×8bit構成でアクセスタイムは100nsというものです。
以前μPD4168Cのところでも書きましたが、擬似SRAMとはDRAMのメモリセルとSRAMのインターフェイスを持つメモリデバイスのことです。大容量化に向いたDRAMメモリセルと扱いの容易なSRAMインターフェイスと、DRAMとSRAMのいいとこ取りをしたものですが、リフレッシュの必要性からは逃れることができません。
リフレッシュを行なう上で問題となるのはカウンタをどうするかといつ行うかということです。
ちょっと変わったマウスを発見しました。出てきたのは新品同様でしたが、試した記憶もあるので2つ以上買っていたのだと思います。
箱入り状態でした。
Windows 95のマークがあるので時期がわかりますね。
WinPoint Rollerless Optical Mouseということでボールが無いのは確かなのですが、これを「Optical」と呼ぶのにはかなり抵抗があります。
どれもウソではありませんが...
よく見ると580円の値札がありますね。複数買ったのも納得できます。
今回出てきたのはステッピングモータ、数個ずつ2種類ありました。
2種類を並べてみました。サイズはほぼ一緒ですが、軸とフランジの関係が逆ですね。細部もいろいろと異なっています。
ステッピングモータの他、ステップモータ・ステッパ・パルスモータなどとも呼ばれます。同期電動機の一種で入力するパルスの数に比例して回転するのでオープンループ制御でも正確な位置決めが可能です。反面、高速回転には向きません。
プリント基板の入ったレジ袋が出てきまして、中を確認したらこんなものが入っていました。
細長い形状の基板、写っているのは2枚だけですが、同じものが4枚もありました。
パッと見でキーボードのコントローラらしいとわかります。「ACK-210」というのが怪しいと思って検索してみたところ、Solid Year ACK-210というPS/2キーボードが引っかかりました(リンク参照)。基板は同一ではありませんが、形状やコントローラICなどよく似ています。コントローラのデートコードも私のは9610(1996年)でリンク先のは9947(1999年)なので、その間に改良されたのでしょう。
Libretto 110CTの予備に買ったバッテリパックも見つけました。
PA2503Uということは大容量バッテリパックですね。標準のものはPA2502U、外形・サイズは同一だったと思います。
10.8V 2400mAhということは3セルですね。
ノートPCのバッテリパックは奥の方(ヒンジ付近)にあるものが多いですが、Librettoシリーズでは手前側に付きます。LCDを大きく開いたときでも重心が後ろにいきすぎないので膝の上でも安定して使えました。
端子は11ポジションのうち1ピンが抜いてあります。
メモリカードの中でSDカードやメモリースティックは今でも使われていますが、スマートメディアは過去のものと言ってもよいでしょう。
発見したスマートメディア、切り欠きから3.3V仕様のものとわかります(5V仕様なら切り欠きは右側)。
スマートメディア RAWアクセスツールでも書いたように半導体の特殊パッケージ扱いなのでマーキングも半導体と似ています。「JAPAN 9907HAK」の9907はおそらくデートコードで、1999年製ということでしょう。