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続・水銀スイッチ


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前回水銀スイッチを取り上げてから6年近くになります。あれは金属容器でしたが、もっと一般的なガラスタイプも出てきました。


今度のは透明なガラスなので中がよく見えます。

2本の電極のうち右側は短く切られていますが、左側は上まで伸びていますね。ガラスを貫通している部分はガラスの丸みがレンズの働きをして拡大されています。

上の方に丸くなっているのが水銀です。

水銀が左の電極にしか接していないのでこれは非導通状態です。


少し向きを変えて導通状態にしたところです。

電極の表面があまり濡れていないのが(ハンダ付けをする人間としては)不安を感じるところですが、これは水銀の物性によるものでこれでも全く問題なく導通しています。

水銀スイッチと似たものに水銀リレーというものもあります。重力を検出するためのものではなくリレーの接点を水銀で濡らしておくことにより寿命や信頼性を向上させるものです。逆に勝手に導通しないように設置方向が決められています。

いずれも現在では製造などが規制されているので過去のものですね。


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