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デバイス撮影法(舞台編)


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デバイスの撮影法、第2回目は背景やカメラ配置などの舞台編です。

デバイス撮影の背景は原則として導電マットを用いています。現実的に問題ないとはいえやはり静電対策されたものを使いたいですし、導電スポンジや金属では撮影がしにくいですから。

基板など大きなものや大きさを明確にしたいものなどは1cm方眼の入ったカッティングマットを使用しています。

カッティングマットは一応本来の作業用と撮影の背景用は分けていますが、裏にピンの突き出している基板などを置いているうちにキズが増えてきています。今のところそのまま使っていますが、酷くなったら交換するつもりです。

基板の裏を撮ろうとする場合、表側の部品の高さがまちまちだと水平に置くことができません。適当なスペーサ(ここでもボトルガムの紙をよく使います)をはさんで水平にするわけですが、意外に便利なのが高さ20mmくらいの円錐です。これを3つ並べて部品の無いところを支えるのです。うちでは真鍮製のものを常備しています。

最初の頃はすべてカメラ手持ちで撮っていました。でも以前スルーホール基板からDIPを外してみるでも書いたように私昔から手の震えがあるんですよね。肘をついたりいろいろ試したのですが... 歩留まり悪く、なかなかブレの無い写真は撮れませんでした。

それで途中からは卓上三脚を使うようになりました。

足を目一杯開くとカメラを真下に向けることができたので真上からのショットも一応可能です。

バランスがギリギリ(カメラによってはNGかも)なので気を付けていないと前に転んでしまいますが...

付け外しが面倒だったので脚を1本だけ下につけて一脚代わりにすることもありました。それでも手持ちよりは格段に歩留まりは良くなりましたね。

※私が使っているのは II になる前のものです

その後バランスの問題と、毎回垂直を出すのが面倒になってコピースタンドを導入しました。

これで真上からの撮影はほぼ一発でOKになりました。

さすがにこれを付けたまま手持ち撮影はできません。毎回カメラの付け外しをすることになりますが、その度にロール方向の調整をしなくてはなりませんのでクイックシューを付けています。ロールはシューを取り付けるときに調整しておけば普段は気にしなくてよくなりますし、ピッチとヨーは自動的に決まります。

ということで現在は手持ち・三脚・コピースタンドを使い分けて撮影しています。三脚はちょっと手間なのであまり使わないかな。20~30cmくらいのミニ一脚が欲しいところですね。

次回は照明について書きたいと思います。


コメント

新聞社の報道カメラマンだったうちの父から聞いた話です。人体の構造上、じっと静止するのは難しいです。
そのため(体を前後にゆっくり揺するような)一定速度で周期的な停止と動作を繰り返す動きを意図的に行い、停止する瞬間を予測してシャッターを切ります。
これで昔のカメラでも焦点距離分の一秒のシャッターなら問題ありませんし、周期的な動きなので最近のカメラの手ブレ補正も効きやすいです。
また、軽量な三脚はシャッターの振動をむしろ増幅するため、逆効果の場合もあります。
あと他所では聞いたことがないのですが、カメラは左手で下から重さを支えるように持ち、右手は軽く添えてシャッターを押すだけに使うそうです。
右手に力が入るからシャッターを押す際にブレるんであって、グリップなんか本来いらない、と言っていました。

こういう現場の話は参考になります。ありがとうございます。
なるほど、無理に止めるのではなく止まる瞬間を作るんですね。

左手で支えるはどこかで読んだ記憶もあります。確かに左肘をつくと安定しますね。

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