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半導体

Hitachi HA17747

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これも例によっていつどこで入手したのか不明なものです。

HA17747
日立のHA17747、型番から見当がついたのはアナログICらしいということだけだったのでデータシートを探したところオペアンプでした。

汎用オペアンプは次の構成が一般的です。

  • 8ピン 1回路 オフセット調整や位相補償の端子があるものあり
  • 8ピン 2回路 ピン数がギリギリなのでオフセット調整や位相補償の端子は無し
  • 14ピン 4回路 ピン数がギリギリなのでオフセット調整や位相補償の端子は無し

ところがこのHA17747は14ピン2回路となっていてオフセット調整端子がついたちょっと変わったタイプです。

ピン配置が線対称になっているのも面白いです。

怪しいMC6803

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最近手に入れたMC6803なのですが、かなり怪しい気がします。

MC6803P
マーキングが読みにくいですが「MC6803P」「C35P」「QQDT0348」とあります。

MC6803とはパソコンではあまり馴染みの無い型番ですね。

まずMotorolaがMC6800を元に命令を拡張した上でROM,RAM,Timer,I/Oなどを集積してシングルチップマイコンのMC6801を作りました。これはバイナリレベルでMC6800の上位互換になっているので汎用のプロセッサとしても有用です。そこでMC6801からROMを取り除いたのがこのMC6803というわけです。

INS8073/N

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アメリカのパーツ店のサイトを眺めていたら面白いものを見つけたので取り寄せてみました。

INS8073/N
National SemiconductorのINS8073/Nというものです。

型番が以前取り上げたINS8060N SC/MP IIに似ていますね。それもそのはず、これは改良版のSC/MP IIIの一員だからです。主な変更点は以下の通りです。

  • レジスタの拡張
  • スタック機能の追加
  • 乗除算命令の追加
  • RAMの内蔵
  • ROM内蔵の品種あり

上で「面白い」と書いたのはROMの存在です。SC/MP IIIにはROMの違いによって次のようなラインナップがありました。

初期の高速CMOS

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今ではロジックICはCMOSが主流になっていますが、私がマイコン回路をいじり始めた1980年代前半頃はそうではありません。汎用ロジックはTTL、マイコンや周辺デバイスはNMOSが一般的でした。CMOSはまだハンドヘルド機器で消費電力を減らしたいといった特別な理由があるときに速度を犠牲にして選ぶものだったのです。

MM74C00N
これはNational SemiconductorのMM74C00Nですね。

初期のCMOS汎用ロジックICといえば4000シリーズが有名です。厳密にはRCAがオリジナルのCD4000シリーズとMotorolaがオリジナルのMC14500シリーズがありますが、混用できるので区別する意味はあまりありません。

MC68901

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古いデバイスでもいまだに入手可能なものも数多くあります。これまでは「買い物」か「出土品」にその時の気分で分類していましたが、新たに「準出土品」を作りました。過去の記事も追って分類し直すつもりです。

MC68901P
MotorolaのMC68901P、PIO+SIO+Timerの機能を持つMFP(Multi-Function Peripheral)と呼ばれるものです。

リードフォーミング

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続・懐かしいトランジスタたちでリードフォーミングについて軽く触れましたが、手持ちのものの中に他にもありました。

2SA1020
これは前に取り上げた東芝の2SA1020です。間隔が2.5mmになるように加工されています。

2SC2383
これも同じく東芝の2SC2383、ロット番号「2G」に下線がありますので鉛フリー品と思われます。

Intel 8741A

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今回はちょっと変わったシングルチップのマイコンを紹介しましょう。

8741A
IntelのQD8741Aです。パッケージの違いはサフィックスで表すところが多いのですが、Intelはプレフィックスで表していて「D」はCERDIPになります。その前の「Q」は何でしょう?

さて、この8741Aは8748シリーズと同じ命令体系のマイコンで1kバイトのUV-EPROMと64バイトのRAMを内蔵しています。I/Oデバイスとしては8ビットのタイマと18本のGPIO、そして8ビットのバスがあります。

ちょっと変わっているのは最後のバスなのです。

当然80系のバスなのでRD, WR信号もあるのですが、これらの信号は出力ではなく入力ピンです。

GI AY-3-8500-1

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今回のものは「昔はこんなものを一般に売っていたんだ...」というデバイスです。

AY-3-8500-1
これはGIのAY-3-8500-1です。赤いマーキングというのも珍しいですが、よく見ると消した痕のようにも見えますし、型番だけというのも怪しいですね。

実は購入したのは去年、国内のショップからなので最近の悪意あるリマーク品とは違うと思うのですがどうでしょう? マーキングにはマージナルゾーンのようなものが見え、スタンプで押したような印象を持ちます。騙す目的ならもうちょっとそれらしくすると思うのですが...

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