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半導体

個別半導体の型番 (JEDEC編)

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今回は主にアメリカで使われている命名法について書いてみたいと思います。

それはJESD370B Designation System for Semiconductor Devicesという規格に基づいたもので、元々RS-370-Bと呼ばれていたものがRS-370-B ⇒ EIA-370-B ⇒ JESD370Bと変わってきています。

型番の構成は「2N2222A」を例にとると次のようになります。

  1. 数字:ここでは「2」
  2. 文字:ここでは「N」
  3. 数字:ここでは「2222」
  4. 文字:ここでは「A」

それぞれについて見ていきます。

まず第1項の数字は(有効電気的接続 - 1)となります。同じ素子が複数ある場合は1素子の接続数を用い、接続数が異なるものがある場合は最大のものを用います。「4」を超える(接続数が5を超える)場合は「4」とします。

個別半導体の型番 (JIS・EIAJ編)

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トランジスタやダイオード等の個別半導体の型番はメーカに寄らず、1S1588, 2SA1015, 2SB56, 2SC945といった共通の型番が付いています。これはもともと「JIS C 7012 半導体素子の形名」という規格に基づいて命名されており、この廃止後は「EIAJ ED-4001 個別半導体デバイスの形名」に基づいています。

途中で規格が変わっていますが(JIS C 7012, EIAJ ED-4001ともに改定されているので実際はもっと多い)骨格は変わっていませんのでまとめて説明したいと思います。

型番の構成は「2SC458B」を例にとると次のようになります。

  1. 数字:ここでは「2」
  2. 文字:ここでは「S」
  3. 文字:ここでは「C」
  4. 数字:ここでは「458」
  5. 添え字:ここでは「B」

これらについてそれぞれ見ていきます。

まず1項の数字は次のようになります。

NS32081 FPU

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NS32C201に引き続きFPUのNS32081も確保できました。

NS32081D-10
10MHz版のNS32081D-10です。32ビットまたは64ビット浮動小数点数の加減乗除が可能です。

NS32000ファミリの一員でNS32008, NS32016, NS32032にそのまま接続可能ですが、FPUとしては比較的初期の登場であったためか他のプロセッサとともに使用されることも多かったようです。MC68881登場以前はMC68000シリーズにも接続されたとか。

Toshiba TC51832

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これはよくある256k (32k×8bit) SRAMかと思ったら、擬似SRAMでした。

TC51832SPL-10
Toshiba製のTC51832SPL-10という擬似SRAM、32k×8bit構成でアクセスタイムは100nsというものです。

以前μPD4168Cのところでも書きましたが、擬似SRAMとはDRAMのメモリセルとSRAMのインターフェイスを持つメモリデバイスのことです。大容量化に向いたDRAMメモリセルと扱いの容易なSRAMインターフェイスと、DRAMとSRAMのいいとこ取りをしたものですが、リフレッシュの必要性からは逃れることができません。

リフレッシュを行なう上で問題となるのはカウンタをどうするかといつ行うかということです。

ジャンク基板

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プリント基板の入ったレジ袋が出てきまして、中を確認したらこんなものが入っていました。

出てきた基板
細長い形状の基板、写っているのは2枚だけですが、同じものが4枚もありました。

パッと見でキーボードのコントローラらしいとわかります。「ACK-210」というのが怪しいと思って検索してみたところ、Solid Year ACK-210というPS/2キーボードが引っかかりました(リンク参照)。基板は同一ではありませんが、形状やコントローラICなどよく似ています。コントローラのデートコードも私のは9610(1996年)でリンク先のは9947(1999年)なので、その間に改良されたのでしょう。

SIMM ふたたび

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SIMMは前にも書きましたが、今回見つけたのはおそらく最も小容量のSIMMだと思います。

256kB SIMM
30ピンの256kB SIMM、これより小さな64kBとか16kBなんかは見たことありませんね。

構成は256k×8bitなのでバス幅に応じて2枚とか4枚単位で使用します。PCマザーボード等ではSIMMスロットが8つとか並んでいるのが普通でした。

M48T18 Timekeeper SRAM

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しばらく「パーソナルなコンピュータのメモリ事情」を書いてきましたが、今日からいつもに戻ります。

M48T18 上面
STMicroelectronicsのM48T18-100MH1 Timekeeper® SRAMです。

これはRTC (Real Time Clock)とSRAMを一体化したもので、外部とは8k×8bit SRAM同等のインターフェイスになっています。ピン配置も一般的な64k SRAMとそっくりです。

Zilog Z8030 SCC

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以前Z85230を紹介したことがありましたが、その元になったのがこれです。

Z8030 SCC
Z0803006PSC、SCC (Serial Communications Controller)と呼ばれるシリアル通信のデバイスです。「Z-SCC」とあるのはZ-Bus (Z8000 CPUのバス)用のアドレス・データがマルチプレクスされたものだからで、非マルチプレクスのZ8530には単に「SCC」と書かれています。

Zilog Z8010 MMU

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先日のNS32C201とともに入手したデバイスです。というよりこちらがメインでNS32C201がついでだったのですが。

Z8010 MMU
これはZ0801006PSC、Z8001用のMMUです。

これは6MHz品ですが、他に4MHz,8MHzのものが存在するようです。持っているZ8001 CPUが6MHz品なのでMMUだけ8MHzでも意味がありませんのでこれで十分です。
これは1992年製、「MH」は何の意味でしょう? 工場か製造国の記号なのではないかと想像していますが確かなことはわかりません。

NS32C201確保

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前にNS32016のところでNS32201を手に入れないとと書きましたが、この度ついに入手できました。

NS32C201 上面
NS32C201N-10 TCU (Timing Control Units)です。1988年製のプラスチックパッケージ入り10MHz版、オリジナルのNS32201はバイポーラプロセスでしたがこれはCMOS化されたものです。

これはタイミングに関するいくつかの機能を1つにまとめたような石ですね。

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