Sharp PC-1261 (分解編)
「PC-1261」から1年以上経ちましたが、分解編がまだでしたのでお送りすることにしました。
前回ハードカバーは未発見だったので最初に載せておきます。
よく見ると液晶の右下に染みができてしまっていますね。
裏ブタを開けたところです。ここまでは電池交換に必要なので、通常の運用ですね。頻繁に開けていたので外側のネジ2本は「+」が削れてほとんどすり鉢のようになっていました。
「PC」以外の各メーカーが独自のアーキテクチャを採用した個人用のコンピュータです。
本体だけでなくオプション・周辺機器なども含みます。
「PC-1261」から1年以上経ちましたが、分解編がまだでしたのでお送りすることにしました。
前回ハードカバーは未発見だったので最初に載せておきます。
よく見ると液晶の右下に染みができてしまっていますね。
裏ブタを開けたところです。ここまでは電池交換に必要なので、通常の運用ですね。頻繁に開けていたので外側のネジ2本は「+」が削れてほとんどすり鉢のようになっていました。
NECの大型キーボードがもう1枚見つかりました。
前に紹介したN5255-52Aとそっくりです。外からわかる違いは「実行 / 送信」キーが「ADVANCE」に、「STOP」キーが「ATTN」に変わっているくらいでしょうか。どちらもキー前面には「実行 / 送信」「STOP」の表記があります。
ファンクションキー上のガイドも異なっていますが、これはもともと用途に応じてシートを交換するようになっているものなので違いといってよいものか?
底面もラベルの表記以外は違いは見当たりません。型番はN9826-11です。
例によってこのHC-88も中を見てみましょう。
本体の裏ブタを開けたところです。シールドのためのシートがあって基板はよく見えません。2ヶ所シートがめくれているのは外からアクセスできるところです。
左上の大きなネジ(マイナス)を外すとシートを開けることができます。このネジは中にバネが仕込んであり、おそらく導通をしっかりとるためと思われます。
右上の空間はメイン電池の入っていたところ、その左の小さな基板はマイクロカセットデッキです。
シートは「コ」の字状に基板を挟むようになっています。下のほうに少し見えていますね。
今回はコネクタ編の2回目ということで、フタで隠されているものを開けていきます。
背面左側のフタを開けるとシステムバスのコネクタがあり、日本語処理ユニットとリボンケーブルで接続されています。リボンケーブルなど使わずに直接コネクタで接続すればよさそうですが、浮動型コネクタのいいものが無かったのでしょうか。
ここには日本語処理ユニットの代わりに、ユーザが回路を作れるユニバーサルユニットを接続することも出来ました。一方、オペレーションマニュアルp.23には「注:日本語処理ユニットを取り外して使用すると、動作は保証されません。」という一文もあり、このシステムバスの扱いがよくわかりません。
HC-88のコネクタ編の続きを予定していましたが、ACアダプタの捜索中に見つけたカートリッジを先に紹介したいと思います。
カシオ製のMSX用8kB増設RAMカートリッジ OR-208です。
MSXのメモリは16kBを単位として管理されているので8kBというのは特殊なもので、8kBしか搭載していないPV-7などを16kBまで拡張する専用となります。「ご注意」に書かれているのはそういうことです。
私のPV-7は本体を改造して8kB⇒32kBにしていたので、不要になったはずです。
予告どおり今回は外部コネクタ編をお送りします。その前にマニュアルも2冊ありました。
出てきたマニュアルは以下の2冊です。
もう何冊かワープロ等のソフトウェアのマニュアルもあるらしいのですが見つかっていません。そもそも入手していない可能性もあります。
パラパラと読んでみましたが、さすがに当時のマニュアルは使い方だけではなくハードウェアの情報なども記載されています。
それでは本題の外部コネクタを見ていきましょう。
手放した憶えは無いのにずっと発見できないでいたHC-88、やっと見つけました。
箱の中で発見したときもこのカバーが付いた状態でした。
EPSON純正のこのカバー、手前側の左右に隙間があるのが気になりますね。「EPSON」の文字もなぜか逆さになっています。
こげ茶色のカバーを外すとこんな感じになります。
手前の色の濃い部分はキーボードカバーです。ここでも「EPSON」の文字は逆さです。
左側手前のところクリーム色がちょっと出ています。
これは昔PC-8001mk2のクロックアップをするために作ったクロック発振器です。
作ったのは高校生の頃と思います。メイン基板のパターンカットやハンダ付けは必要なく、いつでも元に戻せるようにしています。
富士通 MB60H010 他でFM-7の部品を取り上げましたが、さらに出てきました。
これは以前MC6809にて写真を掲載したものですが、当時はなぜ2つあるのかわからなかったものです。しかも新品だと思っていました。
他のFM-7部品と同じ箱から出てきたこと、他のROM等とデートコードが非常に近いこと、そしてFM-7には2つ使われていること、これらを合わせると同じFM-7から取られたものではないかと思われます。
部品箱に転がっていた素性のよくわからないICを調べてみたところ...
この1983年富士通製のMB60H010は詳細はおろか大まかな機能もサッパリわからないものでした。
困ったときのGoogle頼みということで検索してみたところ、なんとパソコンFM-7用のカスタムデバイスであることが判明しました。あわててFujitsu Micro 7 (分解編)の写真を見直してみると、確かに基板の中央手前側に青いソケットに挿さっています。なんでもCRT Controllerらしいとのこと。
あの頃はパソコンの回路図が雑誌上で公開されることはよくありましたから、デバイスの資料が無くても接続先から大まかな機能はわかってしまいますね。
パッケージは64ピンのシュリンクDIPです。