日立の不明ダイオード
パスコン用のコンデンサを探していたところ、こんなものも出てきました。
日立製のダイオードの500個入り袋です。
注意書き等いろいろ書かれているのですが、困ったことに型番が書かれていません。形状と、私がまとめて入手しそうなものということからするとスイッチング用(もしかするとショットキーバリアかも)とは思いますが、それだけではちょっと...
ヒートシールされていたはずの袋もテープで閉じられていたので少し使った残りのようです。
1本取り出して拡大してみました。
パスコン用のコンデンサを探していたところ、こんなものも出てきました。
日立製のダイオードの500個入り袋です。
注意書き等いろいろ書かれているのですが、困ったことに型番が書かれていません。形状と、私がまとめて入手しそうなものということからするとスイッチング用(もしかするとショットキーバリアかも)とは思いますが、それだけではちょっと...
ヒートシールされていたはずの袋もテープで閉じられていたので少し使った残りのようです。
1本取り出して拡大してみました。
ドットマトリクスLEDとともに7セグメントのモジュールもありました。
メーカ等の詳細は不明、基板上に7セグメントLEDが9桁分実装されています。
端子は17ピン、コモン端子が1つおきになっていてその間に各セグメントの端子が配置されています。アノードコモンかカソードコモンかの別やセグメント端子の順番は未確認ですが、コモンがわかっているのでチェックは簡単ですね。
ピン間隔は2.54mmかと思ったのですが、ピンヘッダと並べてみたところ僅かに広いようです。ここまで近いなら2.54mmに合わせてくれればよいのにとは思いますが、LEDの1桁の幅に依存しているので仕方がなかったのでしょう。
LED単体についても型番等は不明です。1桁剥がしてみれば裏に書かれているのかもしれませんが、1つしか持っていないので躊躇しています。
このところROMばかり取り上げてきましたが、今回はドットマトリクスのLED表示素子です。
SiemensのPD4435 5×7ドット4桁のLEDです。
これは単なるLEDのマトリクスではなくフォントROMを内蔵しており、CPUバスに直結可能となっています。各桁に相当するアドレスにASCIIコードを書き込むだけで表示できるのです。キャラクタLCDモジュールと似たような感じですね。
以前の勤め先でこれに類似のデバイスをデバッグ用に使っていたこともあります。初期化もいらず1バイト書き込むだけで表示出来るのでシリアルポートに出力するより簡単で、RTOS起動前のチェックには重宝したものです。ハードウェアも簡単なので新規基板の確認にも好都合でした。
1MのUV-EPROM用にこんなアダプタを作ってみました。
上側は32ピンのソケットのみです。
先日の1M UV-EPROMですが、ラベルの貼られたままのものあって未消去の可能性が高いです。動作チェックも兼ねて中身を読んでみました。
何かのメニューらしきシフトJISの文字列が入っているもの、CD-ROMドライブらしき型名が入っているもの、MC68000系のモニタのようなものなどがあって、雑多なところから引っこ抜いたであろうことが窺えます。
1MbitのUV-EPROMが見つかりました。10個ずつアルミ箔で包まれたのが2つ、開けてみたところメーカーもバラバラの中古品でした。
これは東芝のTC571001D-20、1989年製ですね。
「27」ではなく「57」なのはこれがnMOSではなくCMOSだから、「27C」の方がわかりやすいと思うのですが、社内の命名規則に合わせたのかもしれません。
VPP 12.5Vと書かれていますが、データシートによると12.75Vになっています。
21Vではないということなのか、データシートに記載は無いがVPP=12.5Vで書き込む方式が存在するのか、どういうことなのでしょう?
これは最近ではあまり見かけないパラレルバスのEEPROMですね。
日立のHN58C65P-20、8x×8bitのEEPROMです。1995年製でアクセスタイムは250nsのものです。
ピン配置はUVEPROMの2764やSRAMのHM6264などと合わせてありますが、相違点もあります。
近代科学資料館の最終回はデバイス編です。
Intel, Motorola などの有名どころも当然ありますが、日本独自のこんなマイクロプロセッサもあります。
左端のT3190は12ビットのプロセッサ、TLCS-12Aという呼び名のほうが有名です。ピンを数えると36ピンみたいで、これも珍しいですね。
隣の3つあるのはTMM111C、128×4bitのSRAMです。蓋が円形なのが面白いです。
次のTMM312P-1は256×4bitのSRAMです。
さらに右のTMM121-1は512×4bitのUVEPROMです。4ビット幅のUVEPROMは非常に珍しいですね。
残りは下記リンク「東芝マイコンの歴史」の「第1回: 東芝初のマイコン」によると次のような機能でした。
これは前に27C512のところでちょっと書いた27C513です。
Intel製のD27C513-200V10、512kbit(64k×8bit)のUVEPROMです。アクセスタイム170ns, 200ns, 250nsとラインナップがあったようで、これはその真ん中のものになります。
27C512のところで書いたように512kbitという容量は1つで標準的な8ビットプロセッサのメモリ空間を埋めてしまいます。当然RAMも同じ空間に配置しなければならないので何らかの細工が必要になってきます。
大定番トランジスタの2SC1815,2SA1015がディスコンになってだいぶ経ちます。まだ普通に入手可能とはいえ、いつまでもというわけにはいかないので代替の候補を買ってみました。
左はNPN型の2N3904、右はPNP型の2N3906です。これはJEDEC型番ですね。
万能基板に手配線がほとんどなのでリード部品が良いのですが、日本メーカは基本的にリード部品からは撤退方向なので選択しづらくなりました。最近では海外製トランジスタの入手も問題ないですし、同じ型番を複数メーカが供給する体制なので長く入手できるだろうと期待して選択しました。
もちろん海外製の2SC1815/2SA1015互換というのも選択肢としてあり得るわけですが、日本向けのものより世界で使われているものの方が安心できそうに思えます。