半導体

Motorola MC68882

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今回はXC68030とよくペアで使われたFPUです。

MC68882
これがMC68882RC25A、PGAパッケージの25MHz版です。他にPLCCとQFPのものが出ていたはずで、PLCCは持っているかも。

MC68882は以前紹介したMC68881の改良版でピン配置も命令も互換です。基本的に挿し換えればそのまま使えるはず。「基本的に」と書いたのは、未確認ですがFSAVE, FRESTORE命令でスタックに積まれる内部状態は異なっている可能性があり、これを直接操作するようなソフトウェアは影響を受けるから。そんなソフトウェアが実際にあるかは疑問ですが、デバッガとかであればフォーマット番号くらいは参照していても驚きません。

Pentium 166MHz

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昨日のS1562に載っていたPentiumプロセッサです。

Pentium 上面
一般的にはPentium 166MHzと呼ばれていましたが、Intelの型番はA80502166です。MMXの前のものになります。

後ろの「SY017」(消えかかっていますが)はS-Specと呼ばれ型番を変えるまでも無い変更を表しますが、具体的な情報はほとんど手に入らなかった記憶があります。
今あらためてデータシートを確認したところ、一部(「SY016」とか)載っているものもありましたが、「SY017」はありません。WWWで公開されていたらしいということまではわかりましたが、個人でここまで調べている人はほとんどいなかったでしょうね。私も自分で回路設計するなら調べますが、ただ買ってきて挿すだけのものにそこまではしていませんでした。

Zilog Z8001 CPU と CP/M-8000

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昨日に引き続き、今日も珍しいCPUを紹介します。

Z0800106PSC
これがZilog製のZ0800106PSC、Z8000 CPUです。Z8000にはセグメントに対応し64kBを超えるメモリ空間をサポートするZ8001と、セグメント非対応(メモリ空間は64kBまで)のZ8002があり、これはその前者ですね。それの6MHz版、48ピンのプラスチックDIPです。

NS32016

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珍しいプロセッサNS32016を見つけて買ってしまいました。

NS32016N-10
National Semiconductor (現在は買収されてTexas Instrumentsの一部門)のNS32016N-10です。これ昔はNS16032と呼ばれていたのですが、おそらくは「32ビット」を強調するために現在のNS32016に改名されました。

1990年製でしょうか。発売開始は1970年代の終わりだったと思うので、人気がなかった割には長く生産されていますね。
「-10」は10MHz品を表しています。

M27C801 UVEPROM

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4M SRAMのCXK584000とともに8MのUVEPROMが出てきました。

M27C801
STMicro製のM27C801-100F1、1M×8bit構成でアクセスタイム100nsのUVEPROMです。中のダイが大きいので窓も大きいですね。

紫外線消去タイプとしては末期の頃のものになります。これより大きいものだと2M×8bit/1M×16bitのM27C160と2M×16bitのM27C322くらいでしょうか。この頃にはFlash ROMが普及してきているので、そちらに移行して新規で使われることはなくなってきていましたから。

GALとCPLD

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GAL (Generic Array Logic)とCPLD (Complex Programmable Logic Device)も出てきました。

GAL16V8B
このLattice製のGAL16V8B-25LPは論理回路プログラムできるPLDのうちで、EEPROM構造(電気的に消去して再プログラム可能)の初期のものです。

GAL以前のPLDとしてはMMIのPALが有名ですが、以下のような理由で使おうと思ったことはありませんでした。

256k x 4bit DRAM

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いつ何のために買ったのかわからないものがまた出てきました。

MB81C4256-12P
富士通製のMB81C4256-12P、256k×4bit構成の1Mbit DRAMです。1988年製でしょうか。

「-12P」はRASからのアクセス時間は120nsですから、今の感覚からすると信じられないくらい遅いですね。当時も今と同様にアクセス時間の異なるものがラインナップされていて、このMB81C4256も70ns, 80ns, 100ns, 120nsのものがあったようです。

NEC uPD765AC FDC

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これも買っていなかったと思っていたのに、いつの間にか購入していたようです。

uPD765AC-2
このμPD765AC-2はNEC製のFDC (Floppy Disk Controller)です。

Western DigitalのFD1791/FD1793 (日本では富士通のMB8877のほうが知名度が高いかな)とともに代表的なFDCです。というよりもごく初期のものを除くとほとんどのFDCはこの765系かWD系のどちらかに属すると言っても良いかもしれません。
765系はPCに採用されたこともあり、多くの派生品が生まれました。

NEC uPD71055

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インテルの8255 PPI (Programmable Peripheral Interface)をNECがμPD70108,μPD70116のファミリとしてCMOS化したμPD71055です。

uPD71055C
元になった8255が超メジャーなデバイスなのでセカンドソースがほとんど無かった割にはよく見かけるデバイスでした。
これはわけあって最近入手したものです。「1603CXD010」ということはもしかして2016年製なのでしょうか? NECからはずいぶん前からディスコンのアナウンスが出ていたと思うのですが、生産継続になっていたのかな。

8255以外にもμPD710XX化されたデバイスがありますので、以下に挙げておきます。