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ACアダプタで久々に出してきたPC-386NOTE A、中からこんなカードが出てきました。
RAMドライブカードとありますね。まだフラッシュメモリが普及する前なのでRAMで構成されています。
容量は1.25MB、これは当時のフロッピーディスクの容量です。
PC-9801シリーズはフロッピーディスク2台構成が標準でしたが、ノートPCは1台構成のものが多くもう1台分をこのようなメモリで補って互換性を確保していました。
なのでBIOSレベルでフロッピーディスクをエミュレーションしています。
カードをはずすとカード内のデータが消えます。
上述のようにRAM構成なのでデータを保持するためには電源が必要ですが、カード内に電池などの電源は無く本体電源を利用しているのでこうなってしまうのです。
記録メディアというよりは増設メモリ的な性格のカードです。
コネクタはPCMCIAなどに似ていますが、ピン数は20×2の40ピンです。
中を見てみたいところですが壊さずに開けられる気がしません。見た感じコネクタと基板の付いた枠の両面に薄板を貼り付けているようで、開けるとすればヒートガンか何かでこの接着を柔らかくしながら剥がすしかないでしょう。薄板がベコベコになる未来しか見えません。もっと新しいPCMCIAのように内側に巻き込むようにカシメてあるものよりはマシでしょうが……
ということで中を見てはいないのですが、これ仕様上は1.25MBとなっていますが実は1.5MB実装されていました。
PC-9801Nも似たような構成(カード形状だったかは知りません)で、未使用の約300kBをRAMディスクにするドライバが公開されていました。私もPC-286/386NOTE用に同様のドライバを書いて利用していました。
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