しばらく前にPC-386NOTE A用のACアダプタが発見されました。
右のAC側も左のDC側もケーブルは外せません。
入力がAC 100V 50/60Hz 74VAはまぁ普通です。
出力は、DC 10V 3.0AとDC 6V 1.8Aと2系統あります。確かPC-286NOTE Fでは1系統だった記憶がありますし、PC-386NOTE Aの後継機も1系統と聞いたような。分けているのは本体内のレギュレータの都合なのか、それともバッテリの充電用なのか、はたまた別な理由なのか。
この2系統のためDCプラグも通常の同心円タイプのものが使用できず、5ピンのコネクタが使用されています。
ラベルによると +, C, -, R, S (順番はユーザーズマニュアルに合わせました)とありますね。
ユーザーズマニュアルには以下のようにあります。
端子番号 | 信号名 | 方向 | 意味 |
---|---|---|---|
1 | ADIN+ | - | ACアダプタ入力(+) |
2 | CHARGE | - | NiCd電池充電 |
3 | ADIN- | - | グランド |
4 | CLON | - | リレー動作コイルON |
5 | CHGSEL | 出力 | 充電制御端子 |
方向はコンピュータ本体を基準としたものです。
2系統あるのは充電用だったのですね。4,5ピンはこれ以上の情報はマニュアルには無く詳細不明、特に4は方向も不明です。
せっかくACアダプタが見つかったので本体を引っ張り出して動かそうとしてみましたが、ウンともスンともいいませんでした。試しにバッテリや増設RAMボードなどを外してみましたが変わりません。
ACアダプタ単体で電圧を測ると +,-間に約10V出ていたのでこのACアダプタは一応生きているみたいです。続いて充電端子など見ようとしていたところうっかり短絡させてしまったようでパチっと火花が…… 先の10Vも出なくなってしまい……
本体接続状態で信号見たいところですが、コネクタが特殊なので中継作るってわけにもいかないのが困ったところです。
本体かACアダプタを開けてみるしかなさそうですが、広げておける場所が今ないのでこれ以上は保留です。
コメントを追加