EN2216も開けてみた

2025-12-05 23:15 — asano

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PCMCIAカードはたいてい両面の金属板を巻き込んでカシメてあります。これは開けようにも破壊するしかありません。

しかしEN2216はどうやら接着してあるらしく、さらに幸運なことに片側が剥がれかかっています。ヘラを挿し込んで剥がしていき、最後に残った68ピンコネクタ部分にはIPAを流しました。


ということで裏側を剥がすことができました。PCMCIAカードを開けたのは初めてです。

固定は両面テープのようなもので、古くなってパリパリになっていました。

表側も剥がしたのですが浮いている部分が見当たらず、唯一ヘラを挿し込めそうな尻尾側のコネクタ部分はコネクタが剥がれそうで……


Winbond W24257S-70LLは32k×8bitのSRAM、このカードNE2000互換のようなのでバッファメモリでしょうか。

その右横の8ピンは93C56というEEPROM、MACアドレスなどによく使われているものです。

FL1094Sは10BASE-Tの絶縁用パルストランスです。

その下にある水晶は「20000」と書かれていたので20MHzでしょうか。このパッケージは時計用の32.768kHzでおなじみのものですね。

EN5017AからはPCMCIAコネクタにもSRAMにもパルトランスにも配線が行っているのでPCMCIAバス対応のNICと思われます。それともISAバス用でPCMCIA関係は反対面にあるのか?

やはり基板の反対側も見てみたいですね。

開け方を考えないと…… いっそ壊す覚悟でIPAに漬け込んでみるか……

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