パーソナルなコンピュータのグラフィック事情 (第6回: 640x400)
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さらに一部の機種では640×400ドットが使えるようになりました。
日本語(漢字)を表示したときに12行ではやはり不便であること、ドットが極端(約1:2)な縦長では使いにくかったことが理由だったのではないかと思います。
これには大きく2通りのアプローチがありました。
一つはFP-1100などで使われた方式です。モニタは640×200で使われていた水平同期周波数が15.7kHzのものをそのまま使用し、インターレススキャンすることにより縦方向の解像度を倍にするのです。実質的な垂直同期周波数が半分になるので若干のちらつきが発生しますが、使えないほどではありませんでした。またインターレスで使うことを想定した長残光性のモニタもありました。