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Z コマンド(6809)

HD6309のMDレジスタを設定・表示します。この機能は起動時のCPU判別でHD6309と判定されたときのみ使用できます。

  1. Z
  2. Z <data>

1.の形式では設定されているMDレジスタの内容を表示します。MDレジスタの値は直接読むことはできないため別途メモリに保存しており、表示にはその値を使用しています。

2.の形式ではMDレジスタを<data>に設定します。値の範囲は00~03のみが有効です。Rコマンドと異なり、Zコマンド実行時にMDレジスタに書き込まれます。

SWI命令実行時とGコマンド実行時にはMDレジスタのビット0の値によって異なる処理が求められます。この切り替えはZコマンド実行時にメモリに保存した値に基づいて行われるため、Zコマンド以外でMDレジスタの値を変更した場合は正常な動作は期待できません。

対応状況:

UniMon Ident 対応 備考
6800 -
6809 MC6809 -
HD6309 MDレジスタの設定・表示
8080 -
AVR -
Z80 -
Z8 -
6502 -
TLCS90 -
SCMP -
MN1610 -