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ISAバス シリアルボード


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ISAバス用の4チャンネルシリアルのボードです。

ボード 表面
この手の多チャンネルのシリアルボードはインテリジェントなもの(32チャンネルまで見たことがあります)が多いですが、4チャンネル程度ならこのような通常のCOMポートを多数並べたものもありました。汎用のCOMドライバが使えるのでOSを問わず使えるのがメリットです。

シリアルのコントローラも16C550が単純にポート数分並んでいます。STARTECHという聞いたことの無いメーカのST16C550CPです。
左側はISAバスとのインターフェイス回路と思われます。PnPより前のボードなので設定用のジャンパが林立しています。左下などはチャンネルごとにIRQを選択するためのマトリックスが剣山のようになっています。全チャンネルでIRQ5になっていますが、*BSD系OSでは問題なく使用できました。
右側にはいわゆるRS-232のレベルコンバータが並んでいます。最近のチャージポンプ式ではなく昔ながらのSN75188,SN75189が使われています。ISAバスには±12Vが来ているのでこれで十分です。

ブラケット
ブラケット部にコネクタを4つ並べられなかったからでしょう、4チャンネル分が1つの37ピンのD-Subコネクタになっています。
右の穴は何のためのものか不明です。

分岐ケーブル
ブラケットのコネクタをまとめてしまっているので、分岐させるためのケーブルが付属しています。
サイズの制約がなくなったためか9ピンではなくフルの25ピンコネクタになっていますが、4チャンネル×9ピン = 36となるので、9ピンコネクタ相当の信号しか接続されていないはずです。

なぜこんなボードを使っていたかですが、BBSホストを運用していたわけではありません。
シリアルマウスとモデムで標準のポートを使い切ってしまい、自作のボード等のために増設を考えていたときちょうどこれを見かけたからです。4チャンネルも要らなかったのですが...
まだUSBが普及する前の話です。

参考文献・関連図書: 
ST16C550データシート, EXAR.

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