現在地

Hitachi HD46505 CRTC


テーマ:

いつ何のために買ったのか記憶に無いCRTCです。

HD46505RP-2
日立のHD46505RP-2 CRTCです。このデバイスは日立がオリジナルで、後にモトローラからもMC6845の名前で発売されました。写真を見ると下にモトローラ風の型番HD68B45Pも記されています。

オリジナルメーカなのになんでこんな型番書いてあるのだろうと思うのですが、MC6800シリーズのセカンドソーサになっていたから同じファミリですよと強調するためなのでしょう。

ちなみに日立のHD4650X型番を持つデバイスにはこんなのがあったようです。

型番 Motorola 名称 備考
HD46502 CMTC TEAC MT-2 (テープドライブ)に使われた
HD46503 MC6843 FDC
HD46504 MC6844 DMAC
HD46505 MC6845 CRTC
HD46508 ADU Analog Data Acquisition Unit

最後のHD46508は今回HD46502の資料を検索中に偶然見つけたものです。CPUファミリのA/Dコンバータなんて見たことありませんでした。

UM6845
これは謎のISAビデオボードに使われていたもので、UMC製と思われるUM6845Rです。

そういえばHD46505自身についてはほとんど書いていませんね。
この石、製作記事を読み漁ったりして構想を考えたことはあるのですが、結局具体的な設計には進みませんでした。なぜかというと、このHD46505はメモリ(VRAM)の内容を表示する機能はあるけど、メモリの管理は何もしてくれないのです。表示に必要なときにメモリに一方的にアクセスしてくるだけで、CPUからメモリにアクセスする仕組みは自分で設計しないといけません。
その頃既にACRTCとかV9938とかその辺も面倒を見てくれるデバイスがあったのでそっちで計画してしまいましたので。


コメントを追加

Plain text

  • HTMLタグは利用できません。
  • ウェブページアドレスとメールアドレスは、自動的にハイパーリンクに変換されます。
  • 行と段落は自動的に折り返されます。
※ コメントは原則公開です。個別のご相談などは「ご意見・ご要望」からお願いします。