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Fujitsu MB4107A


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SED9420CといったデータセパレータICが入手困難になりつつある中、このMB4107Aはまだ購入可能ということで買ってみました。

MB4107A
富士通のこのMB4107AはアナログPLL方式のデータセパレータICです。「9827」のマーキングからすると1998年製でしょうか、単独のデータセパレータICとしては比較的遅くまで生産されていたように思います。

富士通製ということからMB8877系のFDC向けの印象を受けますが、μPD765系のFDCにも簡単に接続できます。それも単なるおまけではなく、μPD765系でしか使わないピンもあったりします。

まだ動かしていないので何とも言えませんが、データシートを見比べたかぎりではSED9420系と同じような感じで使えそうです。外部に必要なC,R類の数も似たようなものです。フィルタの切り替え信号が必要なところもSED9420と同様(この点はSED9421は不要)です。

実は自作データセパレータ基板ではフィルタの切り替えが動いていないのではないかという気がしています。まぁマージンはあるでしょうから動いていたのでしょうけど。

SED9420にあったタイマー機能はMB4107Aにはありません。

でもこのIC、使われているところを見た記憶が無いです。
このサイトで取り上げた中でもFD1165AはSED9420Cですし、PC-8801mk2PC-80S31KなどのNEC製320kBは自前のゲートアレイです。純正ではありませんがFM-7用FDCボードもSED9420Cが使われていました。
雑誌等の記事でもSED9420やSED9421が圧倒的に多いのです。
もしかして何か欠点でもあるんでしょうか?

参考文献・関連図書: 
MB4017Aデータシート, Fujitsu.

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