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半導体

NEC uPD71055

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インテルの8255 PPI (Programmable Peripheral Interface)をNECがμPD70108,μPD70116のファミリとしてCMOS化したμPD71055です。

uPD71055C
元になった8255が超メジャーなデバイスなのでセカンドソースがほとんど無かった割にはよく見かけるデバイスでした。
これはわけあって最近入手したものです。「1603CXD010」ということはもしかして2016年製なのでしょうか? NECからはずいぶん前からディスコンのアナウンスが出ていたと思うのですが、生産継続になっていたのかな。

8255以外にもμPD710XX化されたデバイスがありますので、以下に挙げておきます。

TI SN74LS181N

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そのうち手に入らなくなるかもと思って買い込んだ74シリーズTTLの74LS181です。

SN74LS181N
TI製のSN74LS181Nですね。4ビットのALU (Arithmetic Logic Unit)つまり演算器です。

近頃74シリーズのICは単純なゲートやバッファ・ラッチを残して消えていっています。もう新たな回路を設計するなら74シリーズ等は使わずFPGAやゲートアレイを使う時代になっていて、74シリーズの出番はFPGA等を使うまでも無い単純なものだけです。
そんな状況の中でALUなどは真っ先にFPGA化される運命にあり、74シリーズとして存続させる理由は無いと判断されたのでしょう。気が付くと入手困難になりかけていました。

DRAMとSDRAM

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以前、64k×4bit DRAMのところで「DRAMはいろいろ面倒であまり買わなかった」と書いたのですが、いくつも出てきました。

MB81256-15
まずは富士通製のMB81256-15です。

これは256k×1bit構成の256kbit DRAMで、「-15」とありますからRASからのアクセスタイムが150nsのものです。
これが何とスティック(24個入り)で出てきました。何に使う予定だったのかまったく記憶にありません。

浮動小数点プロセッサ

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今ではPCのCPUに浮動小数点プロセッサを内蔵しているのは当たり前ですが、以前は必要な人のみが追加する(かなり高価な)オプションでした。

Intel C8231A
これはIntelのC8231A、8080時代の浮動小数点プロセッサです。CPUの命令を拡張するのではなくI/Oデバイスとして接続して値のやり取りをするタイプです。
開発したのはIntelではなくAMDでAm9511というもの、これはそのセカンドソースです。

64k x 4bit DRAM

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DRAMはいろいろ面倒であまり買わなかったのですが、この64k×4bit品だけはたくさんあります。

TMS4464
これらはTI製のTMS4464、100ns品と120ns品です。キズだらけなのは外し品だからでしょうか。

64k×4ということはこの写真の2個で一般的な8ビットCPUのメモリ空間を埋めることができるんですよね。

日立製半導体のデートコードについて

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デートコードというのは半導体にマーキングされた製造時期を表すコードのことです。トランジスタやダイオード等では表示面積の問題かあまり表記されていることは無く、ここではもっぱらICについて書いていきます。

デートコードについては公開されている資料というものがほとんど無く、そう言われている・そう推測できるということであり、公式なものではないことにご注意ください。あくまで個人的にコレクション等の製造時期を推測するための情報です。
業務等で必要とされる方はメーカ・代理店等に問い合わせていただきますようお願いします。

Motorola MC6802

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今回は古いマイクロプロセッサ、モトローラのMC6802です。

MC6802
モトローラが1970年代中頃にMC6800というプロセッサを発売しました。インテルの8080発売直後のことです。
これは特殊な2相クロックを供給する必要があったり使いにくいところがあったので、数年後クロックジェネレータを内蔵したMC6802が発売されました。写真のデバイスは1989年製と思われ、末期のものと思われます。

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