分解・解析

内部がどうなっているのか、どんな部品が使われているのか、中を開けてみます。
思いもよらぬものが出てきたり、設計の背景が想像できたりすると面白いなと思っていますが、答え合わせができないので中途半端に終わってしまうことが多いのが残念なところですね。

あくまで好奇心を満たすために行うものですので、過去のものが対象です。

先々代の給湯器リモコン(分解編)

2018-12-12 15:39 — asano
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昨日の給湯器リモコン、例によって早速分解してみました。

基板 裏面
開けると基板の裏面が見えます。

左上にNEC製のマイコンが一ついます。

その下のほうに「S-80054HNM」というシルクがありますが、これは「S-8054HNM」の間違いではないかなと思います。だとすると電源電圧の監視(いわゆるリセット)ICですね。「G」「OUT」も辻褄が合っています。

右下には大きなチップ抵抗があります。

マイコン
マイコン部分をアップにしてみました。NECのμPD75106GF-J11、4ビットのマイコンのようです。

Casio CMD-50 腕リモ

2018-11-06 23:46 — asano
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最近は面白いものがなかなか出てこないのですが、これはどうでしょう?

Casio CMD-50
CasioのCMD-50、「腕リモ」と呼ばれていたものです。

腕時計に学習リモコンを組み合わせたというものですね。当時なんとなく面白そうと思って買ってみたのですが、面白そうなだけで実用的には全然でした。結構高かったと思うんですが、ほとんど使っていません。

企画した人は一体どういう状況で役に立つと考えたのでしょう? 悪戯以外に使い道なかったんじゃないかな。

バンドはゴム製のものが付いていましたが劣化してバラバラになってほとんど残っていません。

裏蓋を開けてみた
裏蓋を開けてみました。ここまでは電池交換のために開けることが想定されています。

ELSA EX VISION 1700TV USB

2018-10-06 23:56 — asano

アナログ時代のチューナユニット、使いにくかったのかあまり使った記憶がありません。

ELSA EX VISION 1700TV USB
「ELSA EX VISION 1700TV USB」の名前のとおりUSB接続のTVチューナです。

ノートで使うつもりはなかったのに何故USBを選んだのだろう?

黒いコードはアンテナ端子です。Fコネクタぐらい尻尾ではなく本体に付けてくれれば良いのに。

PC-MA-K30 (分解編)

2018-08-13 18:29 — asano
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先日のPC-MA-K30ですが、いつものように中を覗いてみましょう。

まずはコードの根元のネジを外します。

小カバーを開く
これで小さなカバーが外れます。

私はそのままにしましたが、コードが邪魔ならコネクタを2つ外せば分離することができます。

先端のゴムのカバーはツメと両面テープの併用で固定されていましたが、両面テープの糊はパリパリになっていて簡単に外れてしまいました。

本体はカバーで隠されていたネジを1つ外せばあとはツメで固定されているだけです。

HDMIコンポーネント変換器

2018-07-18 17:27 — asano

録画でも見ようとBDレコーダとテレビの電源を入れたら何も映らなくなっていました。レコーダ本体の表示窓は正常に見えるしテレビも放送は普通に見られるので変換器が壊れたのかもしれません。

HDMI-コンポーネント変換器
これがその変換器です。

注文履歴を探したら5年前に買ったようでした。長く使えたほうなんでしょうかね。

左側面
左側面は入力側です。HDMIと電源のコネクタが並んでいます。

MC288XL (分解編)

2018-06-23 22:38 — asano

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今回はMC288XLの内部になります。このところ続いてきたモデムたちはこれで最後です。

基板 表面
筐体の金型が共通らしいことからも予想できるように内部の構造も大差ありません。基板も似たような感じですがメモリ関係がスッキリしています。

Rockwellの大きなPLCC L3902-57,R6682-21がモデムのチップセット、例によってデータシート等が入手できないので詳細は不明です。

ソケットに入っているのはAM29F010、128k×8bitのフラッシュEEPROM、ファームウェアの搭載用と思われます。

右隣のCY7C199-20VCは32k×8bitのSRAMです。

ROMが2⇒1個、RAMが3⇒1個と数が減って占有面積もかなり減っています。またUV-EPROMがフラッシュEEPROMになったことでアップデートの可能性も出てきていますね。

MC14400FX (分解編)

2018-06-20 23:47 — asano

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昨日のMC14400FXもさっそく中を開けてみました。

基板
中は基板が1枚だけでした。電源回路も右下部分に同居しており、電源コードも直接ハンダ付けされています。

左上のスピーカの下にもICがいるので外します。

基板 表面
左上の2つのRockwellのPLCCはモデムのチップセットC1993-11とR6639-21、データシートは見つからないでしょう。一応検索してみましたが案の定どちらも発見できませんでした。他にそれらしいのが無いのでどちらかがCPU内蔵と思われます。

以前の給湯器のリモコン

2018-06-15 20:33 — asano
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浴室リフォーム終了」で予告したように工事で取り外したものを取り上げます。

台所リモコン
最初は交換した給湯器についていた台所リモコンです。

「タンク温度」とあるように貯湯式のエコキュートでした。数年前に内部で湯漏れを起こして修理した際にコネクタ等の電気系が結露してしまい、次に壊れたら替えるしかないと言われていたものです。それで今回のリフォームにあわせて交換することにしたのです。

自動転換器

2018-06-08 23:20 — asano
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今回はこの電話アクセサリを取り上げようと思います。

自動転換器
この自動転換器は1つの回線に複数の電話機を接続するためのものです。

こんなものを使わずに並列接続しても通話可能ですが、通話中にもう1台の受話器を上げると影響が出ます。音量が下がる、盗み聞きされる、会話に割り込まれる等です。
この自動転換器を使えばこのようなことはなくなります。

これをどう使っていたかというと電話機とモデムの切り替えに使用していました。

通常は電話機をモデムのPHONE端子に接続すれば済むのですが、電話機は(もちろんジャックも)1Fのリビングにあるのですがモデムは私の部屋に置く必要があり距離が結構あったのです。その距離を2本も電話線を引っ張りたくなかったからですね。専用に回線を引くまでこの状況が続きました。

GP2X-F100 (分解編)

2018-05-08 21:43 — asano

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いつものようにGP2X-F100を分解してみました。

裏ブタを開けてみた
まずは裏ブタを開けてみたところです。

チェックランドがたくさんありますね。

電池ホルダの端子は基板に直接ハンダ付けされていました。反対側の端子はホルダ側に付いています。

両側に付いている赤黒の線はスピーカへの配線です。

ここまでは簡単に開いたのですが、この先はパズルのようでした。
本体+裏ブタという構造ではありません。周囲の部分を外さないと基板が取り出せないのですが、変形させながらでないと外せません。写真の上の部分は変な固定がされていて基板と一緒に外さないといけないし...