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スイッチング電源ユニット


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フロッピディスクドライブをむき出しで使っていた頃の電源ユニットたちです。

5V,12V電源
これは5V,12Vの電源です。

5V,12V電源 端子部
端子部のアップです。
「TAITO」と「Volgen」のロゴがありますね。Volgenは有名な電源メーカでしたのでこちらがメーカでしょう。タイトー向け製品が何らかの理由で出回ったのでしょう、どこかのジャンク屋で入手したものと思います。

入力は100V,220V両対応ですが、自動ではなく切替が必要です。当然100V設定になっていました。
周波数が47Hz~440Hzというのも面白いですね。航空機や船舶の400Hz電源への対応でしょうか。

出力は+5V 10A, +12V 1.5A, -5V 0.5Aの3出力ということで、主に+5V,+12Vを使用していました。ディスクドライブの電源としては+12Vの容量が不足ですが、とりあえず何とかなっていました。理由は後で書きます。

24V電源
これはTDK製の24Vの電源です。24Vなんか何に使ったのかというと、8インチのフロッピーディスクドライブFD1165Aが+5Vの他に+24Vを必要としたのです。

入力はAC 100V、出力は24V 2.5Aと結構な容量があります。FD1165Aだったら3台くらい動かせそう(そんなに持っていません)ですね。

出力端子はプラスマイナス両側ともセンス端子があって4端子になっています。写真では隠れて見えませんが、出力端子とセンス端子をショートする金属板が取り付けられています。これを外して負荷まで4本配線すれば電圧変動を減らせるはずですが、万一センス線が切れたりすると異常電圧の原因になるのでそのままショート状態で使っていました。
その下には「RC」、外部からOn/Off制御できるのだと思いますがこれも使っていませんでした。元電源を切っていたはずです。

左の3つの調整「V.ADJ」「O.C」「O.V」は電圧の微調整、過電流(Over Current)保護、過電圧(Over Voltage)保護ですね。

この24V電源と上の5V,12V電源を組み合わせて、8インチと5.25インチ,3.5インチのドライブを動かしていました。
各ドライブの消費電流は以下のようになります。

ドライブ +5V +12V +24V 備考
FD1165A 1A - 0.75A 8インチ
YD-380 1714 1.1A 0.5A - 5.25インチ
YD-686C 1506 (1A) - - 3.5インチ
YD-686C 1506 (1A) - - 3.5インチ
4.1A 0.5A 0.75A
電源 10A 1.5A 2.5A 2つの電源を併用します

YD-686Cの資料が見当たらなかったのでYD-702の数値を参考にしています。

表を見てわかる通り、容量にはかなりの余裕があります。これ以外にデータセパレータ回路も必要ですが、電源は+5Vのみで消費電流も0.5Aもありません。

5V電源
これはVolgen製の5V 20Aの電源です。

特に何用ということもなく自作のボード等の実験用に使っていたものです。手に入ったから使っていましたが、20Aという容量は大きすぎて怖かったですね。

5V電源 端子部
+V,0が出力端子で、+S,-Sがセンス端子です。+Vと+S, 0と-Sはショートしておかないといけないはずです。なるべく負荷の近くで接続することでそこまでの電圧降下をキャンセルできるのですが、上でも書いたとおり切れた時が怖いので電源の端子のところで接続していました。
「LFG」は何かな? オープンにしておいて問題は無かったと思います。

最近はスイッチング方式のACアダプタが安く買えるので、そっちを使うことが多いですね。一次側の処理を考えなくていいし、安全ですから。


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