電流計付き安定化電源 (パネル編)

2017-03-26 18:18 — asano

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作りかけの安定化電源が出てきました。今回はそのパネル周りです。

前面パネル 表側
まずは前面パネルです。

上の窓には4桁の7セグメントLED表示器が2つ、電圧計用と電流計用です。
その下は左から電源スイッチ、電圧調整用のツマミ、電流調整用のツマミ、出力端子になります。「安定化電源(可変式)」の最後で少し書いていた改良版なのですが、「出力を出さずに電圧調整ができない」点の改善は盛り込まれていませんでした。出力端子の上に少し空間があるのでもしかしたら追加するかもしれません。

表示器の穴はフライスマシンで開けたはずなのですが、あまりキレイではないですね。

8253 PIT

2017-03-25 20:35 — asano

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80系ファミリのカウンタICも出てきました。

M5L8253P-5
三菱のM5L8253P-5、Intelの8253 PIT (Programmable Interval Timer)の同等品です。「747106」がデートコードと思われますが、三菱のは読み方がわからないのでいつ作られたものかは不明です。

これはPC-9801シリーズやPCにも使われていた(PCには今でもこのICの機能は含まれているはず)ので、プログラムしたことのある人も多いかと思います。特にPC-9801シリーズではブザーの回路に使われていたので、変わった音を鳴らそうとすると避けては通れないデバイスでした。
ただ私はあまりこれを使った記憶がありません。

ドリルとエンドミル

2017-03-24 22:43 — asano

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昨日のフライスマシンで使用していた刃物もたくさん出てきました。これはその一部です。

6.0mmドリル
これは普通のドリル(径は6.0mm)です。これはもちろん軸方向(写真では左方向)に進めて使用します。

昨日のマシンは上下移動をレバーで行なうようにすることもでき、その場合はボール盤として使用できます。
本物のボール盤のテーブルは主軸の下に穴がありますが、これには無いので注意して使わないとテーブルに穴を開けてしまう恐れがあります。私はワークの下に適当な板等を敷いて作業することが多かったですね。

Proxxon No.16000 フライスマシン

2017-03-23 23:06 — asano

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15年位前に購入したフライスマシンです。

No.16000 フライスマシン
Proxxon製のフライスマシン No.16000です。片手でも持ち上げられる程度の小さなものですが、真鍮やアルミ程度なら加工可能です。もちろんザクザク削るパワーも剛性も無いので少しずつ削らなくてはなりません。

下の台にワーク(加工するもの)を固定し2つのハンドルで前後・左右に移動させることができます。移動量はハンドルの1回転で2mmです。
上に付いているのはモータで、下にドリル等の刃物を取り付けて回転させながら、上下に動かすことができます。
この上下・前後・左右の動きを組み合わせてワークを削っていきます。通常のドリルは上下させて穴をあけます(途中でテーブルを動かすと折れます)が、エンドミルというものを使えば先端を食い込ませた状態でテーブルを動かして溝を掘ったりすることも可能です。

Zilog Z8002 CPU

2017-03-22 22:04 — asano

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前にZ8001 CPUをお見せしましたが、今回のものはその弟分にあたるものです。

Z8002 CPU
Zilog製のZ0800206PSC、Z8002と呼ばれているものです。これは6MHz版、「0817」ということは2008年製ということでしょうか。

Z8001は16ビットのアドレスと7ビットのセグメントで広大な(今となってはそれほどでもありませんが)メモリ空間をサポートしましたが、このZ8002はセグメントがありません。ですからメモリ空間は64kBのみと8ビットCPU並みになります。
このセグメントの省略により、Z8001が48ピンパッケージだったのに対しZ8002は一般的な40ピンのパッケージとなっています。

Hitachi H8/330 OTP

2017-03-21 17:17 — asano

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前に紹介したH8/330のOTP (One Time Programmable)品も出てきました。

HD6473308CP10
日立のHD6473308CP10、パッケージはPLCCです。UV-EPROM版はHD6473308CG10でしたので単なるパッケージ違い品という扱いです。

日立のHD64Xxxxx型番のマイコンは「HD64」の次の1文字でROMタイプを表しているようです。

Sharp MZ-80KP5 (分解編)

2017-03-20 11:41 — asano
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今回はプリンタMZ-80KP5の分解編をお届けします。

トップカバーを外したところ
まずはトップカバーを外します。左奥にはコントローラ基板、右奥には電源があります。電源はスイッチング式ではなく、大きな電源トランスが入っていました。どうりで重いわけです。

手前側はプリンタメカです。モータは右側に2つありました。シャフトの奥にあるのが紙送り用、手前にあるのがヘッドの移動用です。どちらもステッピングモータです。

メカ左側
メカの左側を拡大してみました。

Am2900シリーズ

2017-03-19 12:07 — asano

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今回のものはAMDのAm2900シリーズの一つAm2911です。AMD製ではなくNational Semiconductor製のIDM2911AJCになります。

IDM2911AJC
パッケージは20ピンのセラミックDIPです。資料によるとLCCのモノもあったようです。

一般にCPUのシリーズというと共通の命令セットで性能や規模の異なるもの・用途別に周辺デバイスを内蔵しているもの等を指しますが、このAm2900シリーズはまったく異なっています。CPUを構成するのに必要とされる各機能を、しかも4ビット毎に分割して、切り出したものなのです。

Sharp MZ-80KP5

2017-03-18 21:07 — asano

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古いプリンタが出てきました。これは入手してから一度も動かしたことはありません。

MZ-80KP5
SharpのMZ-80KP5 Dot Printer、ドットインパクト式のプリンタです。型番の通りMZ-80シリーズのパソコン用のプリンタです。
用紙は10インチ幅の連続紙専用と思われます。

右手前には「NO PAPER」と「POWER」のLED、そして「TOP OF FORM」と「LINE FEED」のボタンがあります。
「LINE FEED」は用紙を1行分(1/6インチ)送り、「TOP OF FORM」は頭出しを行ないます。連続紙は通常11インチ毎にミシン目が入っていますので、次のミシン目まで送るわけです。といってもミシン目をセンサで検知するわけではなくこれまでの送り量から推測で送るわけですから使っているうちに少しずつずれてきてしまいますね。
右側の黒いノブは手動で紙を送るためのもの、これで送った量はカウントされませんから頭出しがずれたとき等に使います。あとは紙をセットするときですね。

MC6821 PIA

2017-03-17 21:28 — asano

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6800ファミリのパラレルI/Oの石MC6821 PIA (Peripheral Interface Adapter)が出てきました。残念ながらモトローラのオリジナルではありません。

EF68B21P
これはトムソン製のEF68B21P、1984年製のものです。「B」が入っていますから2MHz品になります。