ASに新CPU対応を(その3)

2019-11-14 00:08 — asano

あれから作者の方と連絡とって質問したり、ID番号もらったり...
軽い気持ちで始めたのですが、ここまできたら本家への追加を目指そうかな。

以下は既存のcode***.cを参考に推測・試行錯誤した結果です。全体を理解して書いているわけではないので、間違っていたり作者の意図しない使い方をしたりしているかもしれません。ご了承ください。

前回厄介と書いたメモリに関係する L, ST, B, BAL, IMS, DMS の各命令も使えるようになりました。これらをデコードする DecodeAdr は長いのでゼロページ間接インデックス(MN1610で一番複雑)を例にみてみます。

日本メーカ製の74シリーズ

2019-11-12 23:58 — asano

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先日ちょっと訳あって手持ちの汎用ロジックの捜索をしたところ、大昔に買ったまま埋もれさせていたものが大量に出てきました。

日本メーカ製74シリーズ
日本メーカのものを各社1つずつ選んでみました。

左上はNECのμPD74HC244C Octal Buffer with 3-State Outputです。1991年の日本製です。まだ旧ロゴですね。
244はピン配置がわかりづらいので新たに使うなら541を選ぶでしょう。

その下は日立のHD74HC574P Octal D-Type Flip-Flop with 3-State Outputです。「5L46」では製造年はちょっとわかりません。

次は沖のMSM74HC157 Quadruple 2-Line to 1-Line Data Selector/Multiplexerです。これは1987年の日本製です。沖は型番先頭の「MS」を省略してマーキングしていますね。

ASに新CPU対応を(その2)

2019-11-10 15:38 — asano

昨日に引き続きASのMN1610対応についてです。

以下は既存のcode***.cを参考に推測・試行錯誤した結果です。全体を理解して書いているわけではないので、間違っていたり作者の意図しない使い方をしたりしているかもしれません。ご了承ください。

前回の SwitchTo_MN1610() の最後で呼び出していた InitFields() です。

ASに新CPU対応を(その1)

2019-11-09 23:03 — asano

なんか大昔のI/O誌の特集みたいなタイトルですが...

The Macroassembler ASは対応しているCPU多いのですが、先日のMN1613など対応していないものもあります。他にも手持ちのCPUで非対応のものにZ8001, NS32016, HD1-6120, HD642032なんかもあります。

日本独自のMN1613やHD642032(TRON-Chip)はともかく、Z8000(Z8001), NS32000, IM6100(HD1-6120)などは知名度も高いんですけどね。

プログラミング言語C

2019-11-08 22:33 — asano

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いろいろあって何冊も持っているこれ、最近はあまり読むこともないですね。

プログラミング言語C
奥付を確認したところ上から次のようになっていました。

  1. 「プログラミング言語C」1988年11月5日 初版122刷発行
  2. 「プログラミング言語C 第2版」1989年7月15日 初版11刷発行
  3. 「プログラミング言語C 第2版」1991年4月1日 初版71刷発行

この後出た訂正版も買ったはずなのだけど、どこへやったのかな。

最初に買ったのは2.、「第2版」に切り替わった直後だったようであまり気にせずに買ったのですが...

当時使っていたCコンパイラはCP/M-68Kに付属のものでした。これはANSI非対応のコンパイラでして、わざわざANSI対応前の古い1.を探し出して追加で買ったのでした。

MN1613ボード(動き始めました編)

2019-11-05 22:45 — asano

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ハードウェア編に引き続き動作確認をしていきます。

ソケットにデバイスを搭載する前に電源などの確認は済ませてあります。電源逆接などで貴重なデバイスを失うわけにはいきません。

データシートによるとRSTを解除後にSTRTが必要に読めたので、STRTGNDに接続していました(後にSTRTはプルアップしていても動くことがわかりました)。

クロックは38ピンX2に入れているので、念のためX1を確認してみると同じ12MHzが出ています。

MN1613ボード(ハードウェア編)

2019-11-04 23:14 — asano

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資料を解読していたMN1613、まだ不明点が残ってはいますがボードを作れそうな状況になってきたので作り始めました。

MN1613ボード
メモリはいつものようにEMILY Boardを使います。16ビットバスで使うのはこれが初めてですが、以前6502で8ビットの2エリアは試していたので何とかなるでしょう。

MX8315

2019-11-02 23:28 — asano

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74LS139を求めて未整理のロジックICの山を漁っていたらこんなのが出てきました。

MX8315PC
MacronixのMX8315PC、MacronixといえばROMが有名ですがこれはクロックジェネレータです。

14.318MHzの原発振を元に、14.318MHz, 24MHzとCPUクロックを供給します。CPUクロックは20, 25, 33, 40, 50, 60, 66, 80MHzをピン入力で選択可能です。データシートによると原発振の14.318MHzと24MHzをカスタムできるみたいですね。

「J9349」から1993年製と思われます。台湾製。

HD1-6120

2019-10-29 23:24 — asano

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IM6100は入手しづらいので代わりにこれを買ってみました。

HD1-6120-9
これはHarrisのHD1-6120-9、1982年製でしょうか。

以前「パーソナルなコンピュータのプロセッサ事情 (第3回: ミニコン由来のものたち)」で書いたように、DECのミニコンPDP-8と命令互換のマイクロプロセッサとしてIntersilが作ったのがIM6100です。PDP-8が12ビットなので当然これも12ビット、ミニコンでは12ビットアーキテクチャは珍しくありませんでしたがマイクロプロセッサではこのIM6100の他は東芝のTLCS-12/Aくらいしか知りません。

HarrisのセカンドソースがHM-6100です。