Z280ボード(解決編)
作ったけど動作していなかったZ280ボード、動くようになりました。今回はその過程を書いてみたいと思います。
まずは私の常套手段、周波数カウンタであちこち測定してみました。動かすたびに状況が異なることがあるのですが、かなり高い確率で次のようになっていました。
Z280ボード(製作編)
スパイ大作戦のネジ回し
最初に断っておきますが今回のものはホントにくだらない昔ジョークで作ってみたものです。
上の軸を回すと下のプラスのネジ回しが回るという、180°曲がったドライバですね。
軸にはツマミがあったのですが例によって行方不明で、出てきたのはこれだけでした。
真っ当な使い道はありません。棚から出さずにリアパネルのネジを外すくらいですかね。
大昔のテレビドラマ「スパイ大作戦」に登場する道具類はいろいろありますが、もっとも現実的で簡単に作れそうだったのがこれですね。劇中では空調ダクトの中から金網を外すのに使用されました。
それで似たものが作れないかと考え、試してみたかった加工法の実験を兼ねて試作してみたのがこれです。元は歯車3枚でしたがやはりネジは右回しで締まって欲しいので4枚に変更しました。そのほか容易に手に入る材料で、手持ちの工具で簡単に作れるように構造は大幅に変えているのでゴツくなっています。
怪しいHM6264
最近手に入れたHM6264ALSP-12が明らかに塗りなおしましたという怪しい代物だったので手持ちを並べてみました。
一番上は約30年前に国内で入手したもの(秋月だったように思いますが確証はありません)、Z80ボード3号機に載っていたものを撮影のために拝借してきました。「L」が付かないので低消費電力版ではありませんが、バッテリバックアップしないのであれば関係ありません。1986年製のアクセスタイム150ns品です。
中段は最近国内で購入したもの、1992年製の120ns品です。写真ではわかりにくいですが上面のみ黒が濃くて光沢があります。一度塗り潰してからマーキングし直したようにも見えるのですがどうでしょう?
SBC6809に使いましたが今のところ動作に異常はなさそうです。
BitScope
ずっと行方不明になっていたBitScopeが先日偶然出てきました。
アナログ2ch, ロジック8chのいわゆるMixed Signal Oscilloscopeです。
一緒に組み立て説明書も出てきたのでキットで購入したようです。インボイスの日付が2003年だったので15年前ですね。
前面の2つのBNCコネクタがアナログ入力、オシロスコープ用のプローブを接続できます。DC/ACのカップリングの切り替えはスイッチです。Ch Bは50Ω終端も可能になっています。
南青山アドベンチャー
昨日の表参道アドベンチャーに続いて南青山アドベンチャーです。
「南青山アドベンチャー」は独立なった「AhSKI!」1983年号に掲載されたテキストのアドベンチャーゲームです。やはり機種依存部分が分離された構造で、本体プログラムは共通で PC-6001, PC-8001/8801, MZ-80B/2000, PASOPIA の各機種に対応していました。
これもZ80バイナリなのでZ80コードを実行できる何らかの環境が必要なのも同様です。
プログラムは9000H~0E817Hまでとかなり大きくなっています。グラフィックは無いものの近傍のマップが表示されたりと画面表示も進歩していて、機種依存部分も9000H~91FFHと拡大されています。実行時にRAMに転送して実行しなければならないという状況も同様です。
機種依存部分のアドレスは以下のようになっています。
表参道アドベンチャー
呟いたら意外に反響があったので資料を残しておきます。
「表参道アドベンチャー」は「ASCII」1982年4月号の綴じ込み付録「AhSKI!」に掲載されたテキストのアドベンチャーゲームです。ソフトウェアに互換性の無いパソコンが乱立していた時代ですが、機種依存部分を分離することにより本体共通で PC-8001, MZ-80K/C, MZ-80B の各シリーズで実行可能となっていました。
この機種依存部分が分離されているということはそこだけ作り直せば他のハードウェアでも実行できる可能性があるということです。
ということで自作のボードで動かすために機種依存部分を解析しました。
こんなことをする人は少ないかもしれませんがここに記録しておきます。
まずこのゲームはZ80のバイナリなのでZ80か互換のプロセッサが必要です。あるいはZ80をエミュレーションする方法もあります。
先々代の給湯器リモコン(分解編)
昨日の給湯器リモコン、例によって早速分解してみました。
開けると基板の裏面が見えます。
左上にNEC製のマイコンが一ついます。
その下のほうに「S-80054HNM」というシルクがありますが、これは「S-8054HNM」の間違いではないかなと思います。だとすると電源電圧の監視(いわゆるリセット)ICですね。「G」「OUT」も辻褄が合っています。
右下には大きなチップ抵抗があります。
マイコン部分をアップにしてみました。NECのμPD75106GF-J11、4ビットのマイコンのようです。