NEC PC-8201 (分解編)

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先日のPC-8201を分解してみました。


これは電池パックを開けたところ、ここまでは工具は不要、というか電池交換のため誰でも開けるところですね。
電池は単3形が4本で6V、100mA程度なら確かに乾電池でもOKです。

上に見えている基板はコネクタを支えて端子と接続しているだけです。ですが何やら抵抗を付けるパターンとかもあります。たしかオプションでNiCd電池パックも商品化されていたと思うので、それと共通なのかもしれません。二次電池の場合は充電の必要がありますので、抵抗は充電電流の制限用か本体側で充電制御を行うための電池種類の識別用なのでしょう。

Zilog Z85230 ESCC

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Zilog製のZ85230 ESCC(Enhanced Serial Communications Controller)です。


Z8523010VSC、10MHz版のPLCCパッケージ品です。他に同機能でアドレス・データがマルチプレクスバスになったZ80230というのもあります。
Z80 SIOはもともと高機能なシリアル通信の石でしたが、それを拡張してZ80への依存をなくしたのがZ8030/8530でした。これをさらに改良したのが今回取り上げたZ80230/85230というわけです。ちなみに間にZ80130/85130というのもあったようなのですが、私は見たことはありません。

NEC PC-8201 (外観編)

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NECのハンドヘルドコンピュータPC-8201がでてきました。


私が中学生になった(1983年)頃の機種です。近所に住んでいた知人(小学校の同級生)が購入していたので何度か触らせてもらったのですが、PC-8201というネーミングとは裏腹にPC-8001/PC-8801シリーズとの互換性はほとんどありませんでした。BASICレベルで何とか、ちょっとでもグラフィック使っていたらアウトと言うレベルです。

NEC uPD4168 NMOS XRAM

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NEC製の擬似SRAM(NECではXRAMと呼ぶらしいです)のμPD4168C-20です。


「-20」だけ印刷の感じが違っています。もしかして完成後に選別していたのかもしれませんね。
これはアクセスタイム(#CEからの)が200nsのものです。

擬似SRAMというのは大容量化に有利なDRAMの特徴と、制御が容易なSRAMの特徴を併せ持つメモリデバイスです。メモリセルはDRAMで、コントローラを内蔵することにより外部からはSRAMのように見えるという構造です。SRAMに見えるといってもリフレッシュは必要で、そのままSRAMを置き換えることは出来ません。

どこでもドア (製作編)

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たまには過去の遺物ではないものを選んでみます。


「どこでもドア」と言っても某「国民的マンガ」に登場するどこにでも行けるドアではなくて、どこにでも置けるドアです。
どこにでも置けるとはいっても平面のドアだけでは自立しません。開閉によって重心が移動しますし、衝撃もあります。狭い部屋なので前後に支えを出すのも出来れば避けたいところです。

Western Digital WD33C93 「A」付きもありました。

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以前紹介したWD33C93の改良版WD33C93Aも見つけました。


これが「A」付きのWD33C93Aです。前のが1988年製に対してこれが1991年製ですから、その間に切り替わったということでしょう。

肝心の「A」の有無による相違点なのですが、両者のデータシートをざっと見比べただけではわかりませんでした。同期転送時の速度が向上したらしいのですが、はっきりしません。WD33C93Aの方には非同期で2.5MB/sec, 同期で5MB/secと明記されていますが、WD33C93の資料には転送速度の記述が見あたらないのです。やはりタイミングチャート等をしっかり見るしかないようです。
ちなみにWD33C93から48mAのドライバを除いたWD33C92というのもあったみたいです。

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