SC61860 & SC62015 (その1)

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先月、古い友人と食事をしたのですが、そこで話題になったものの一つにシャープのポケコンのCPUがあります。

PC-1261, PC-1350などに使われたSC61860と、PC-E500シリーズに使われたSC62015です。

その後、そういえばASは対応してたかな? と思って確認したところどちらも未対応でした。

するとまた対応作業してみたくなってしまい、資料を探し始めたのですが......

この辺りのアセンブラは最後に弄ってから既に30年以上経過しています。『I/O』『The BASIC』『ポケコンジャーナル』あたりに掲載されていたと思うのですが、目次の公開されていたI/Oはともかく他はどの号に掲載なのか探すのは結構大変です。

そんな中『ポケコン・マシン語ブック』がかろうじて出てきました。SC61860の命令表はこれに記載されていますが、PC-E500発売前のものなのでSC62015は当然載っていません。

テプラメジャー

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先日図面ファイルを買ったと書きました。以前のものが使用不能になったわけでもないのに何で急に買ったかというと......

キングジムの公式ショップで「テプラ風メジャー」のプレゼントキャンペーンをやっていたからなのです。普段この手のものは興味が無いことが多いのですが、これは我慢できませんでした......


ということで図面ファイルと少なくなっていたテプラテープ数本と一緒に届いたのがコレ、箱までテープそっくりにできていました。

最初一緒に買ったテープと見間違え、入れ忘れられたのか、それともプレゼント条件を満たしていなかったのか、などと考えてしまったほどです。よく見るとちゃんと「MEASURE」と書いてありました。

とりあえず出してみます。

最近のお買い物(2024/1)

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今年は元日から地震、翌日には航空機事故ととんでもない年明けでした。個人的にも、2024年の挨拶の書き方でうすうす気付いた方もいるかもしれませんが年末に不幸がありまして、さらに先週末からは盛大に腹を下してろくに食べられない日が何日も続きくという散々な状況でした。

悪いことはこれで出し切れて、残りの11ヶ月は平穏だといいのですが......

今月も目新しいものはあまりないですが、最近のお買い物です。

『BASIC言語解説書』

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ZZ86のマニュアルと一緒にこんなものも発見されていました。


タイトルから想像するにカシオ計算機のV-900なるBASIC搭載機があって、それ用のマニュアルのようなものなのでしょう。

聞いた記憶の無い機種なので検索してみたところ、カシオ公式サイトの「カシオの歴史」のところで「V-900」の名前を見つけました。1970年代のところに以下の記述があります。

1978(昭和53)年7月
パーソナルコンピュータ「V-900」販売開始(出荷8月)

1978年7月ということはPC-8001より約1年、MZ-80Kよりも数か月早い発売ですね。

残念ながら写真は見つかりませんでした。一体どんな形態のマシンだったのでしょう?

LED Flasher

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去年入手したLM3909、せっかくなので一番簡単なLED Flasherを組んでみました。


『初歩のラジオ』1981年1月号掲載のものをそのまま作ってみました。

とてもシンプルで、外付け部品は100μFの電解コンデンサとLEDのみです。

これに電源として1.5Vを加えると約1秒に1回LEDが光ります。デューティは低く光るのはほんの一瞬です。ちなみに電源電圧を上げると点滅周期が短くなります。

最近のお買い物(2023/12)

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あっという間に2023年も今日で終わり、大したことのできなかった一年だったなぁと感じています。

作ったのはH8/532ボードPLLシンセサイザ(完成には程遠い状態ですが)・NS32016ボード、ソフトウェア関係だとASのRXコードジェネレータくらいですね。

ZZ86のマニュアルが出てきた

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また探し物をしていたら...... 今度はこんなものが出てきました。


ZZ86というのはPC-9801シリーズ用の逆アセンブラ、そのマニュアルだけが発見されました。

逆アセンブルはコード領域とデータ領域の分離とか、ラベルの命名とか、全自動ではうまく行かずに人が補助してあげないといけない部分があります。このZZ86はその作業を対話的に行なうことができるのがウリでした。

当時PC-286note-F, PC-386note-Aを買ったあと自分の環境整備のためにいろいろ逆アセンブル(DEBUG.COMを使っていたように記憶しています)していたので買ったのです。

ところが私がPC-9801シリーズを(というかMS-DOSを)使っていた期間は短く、あまり活用できなかったのでした。

Iskra EMZ1001

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しばらく前にTwitter(現 X)でこのEMZ1001を購入された方がおりまして、それでどんな石なのだろうと調べているうちに欲しくなってしまい、遂にポチってしまったのでした。


Iskra社のEMZ1001、末尾「E」は動作温度範囲0~85℃のもののようです。

聞き慣れないプロセッサですが、これはAMI S2000の互換品です。というかIskraとAMIの共同開発らしいのですが、この辺り情報が少なく詳しくはわかりません。それでもEMZ1001とS2000が互換だというのは確かなようなのでS2000のデータシートを元にして書いていきます。

S2000ファミリは命令幅が8ビット、データ幅が4ビットのプロセッサです。

S2000は命令メモリとして1k×8bitのマスクROMを内蔵しており、内蔵ROMのみ・内蔵ROM+外部ROM・内蔵ROMを無効化して外部ROMのみで動作させることができます。

モニタのFPU対応

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NS32081を追加してみたで書いたように、マンデルブロのデバッグ中に必要に迫られてモニタのFPU対応を書き始めたわけですが、一段落したのでここで簡単にまとめておきたいと思います。

トラップとダンプ

最初は当面のデバッグに必要な、トラップが発生したらレジスタを保存し、その内容をダンプする、機能を作りました。

NS32000ファミリはFPUのレジスタを直接メモリに書き込む命令が存在するので保存は簡単です。CPUのレジスタを保存した後にFPUレジスタも保存します。

ダンプも16進で表示するだけなら特に難しいことはありません。NS32081にはステータスのFSRレジスタの他に単精度の浮動小数点数を格納できる32ビットのレジスタがF0~F7の8本あります。これはF0とF1を連結して倍精度の64ビットのL0として使用することもでき、同様にL2, L4, L6と合計4本の64ビットレジスタとしても使用可能です。ダンプ時はF0~F7として表示します。