半導体

Hitachi HD642032 (H32)

asano に投稿

テーマ

カテゴリー

昨日、「近いうちに」と書きましたがやはり忘れないうちに載せることにしました。

HD642032Y20
日立のHD642032Y20、パッケージはセラミックPGAで20MHz版です。「H32/200」の表記もありますね。

これの資料は実はあまり持っていません。ネットで探してもデータシートの類がまったくと言って良いほど出てこないのです。
仕方が無いので国会図書館で当時の雑誌記事を探し、何とか必要最小限の情報を集めました。

Hitachi HD641016

asano に投稿

テーマ

カテゴリー

今回取り上げるのはある有名なプロセッサファミリの兄貴分にあたるプロセッサです。こちらは残念ながら弟と違って無名なまま終わってしまいました。

HD641016CP8
これは日立のHD641016CP8、その8MHz版です。他に10MHz版の写真を見たことがあります。

マニュアル等を見るとMC68000によく似ています。ハードウェア(バス)もソフトウェアもMC68000を知っている人ならそう苦労せずに理解できると思いますね。残念ながら似ているだけで互換性はありません。

一方でMC68000が少なくとも当初は汎用計算機を志向していたのに対し、こちらは組み込み用途を想定しているらしく相違点も多くあります。

3 1/2桁LED表示器

asano に投稿

テーマ

カテゴリー

今日のものは昔買ってしまったもののある理由で使われずにきたLED表示器です。

SL-1495 上面
これがそのLED表示器、写真ではわかりにくいですがよく見ると「1 8:8.8」の3½桁であることがわかります。

さらにこの写真から何故使わなかったかもわかります。
ヒントは下敷きの1cm方眼ですよ。

SL-1495 下面
裏返してみたところ型番らしきものが書かれていました。

LM324 と TA7359

asano に投稿

テーマ

カテゴリー

いつもロジック(それもマイコン関係)が多いので、たまにはアナログのデバイスを取り上げてみます。

LM324N
National Semiconductorの単電源オペアンプ LM324Nです。この14ピンのパッケージに4回路入っています。

「単電源」というのはVEE(負電源)をGNDに接続して使用できるということで、マイコン回路のA/D,D/Aコンバータのバッファ等には便利なデバイスです。

またもや 30ピンSIMM

asano に投稿

テーマ

カテゴリー

またも30ピンSIMMを取り上げたいと思います。2種類が4枚ずつ、計8枚がまとまって出てきました。

4M SIMM 表側
上のものに載っているのはHM514100BS7、4M×1bitのDRAMです。「S」はパッケージがSOJを示しており、他にZIP (Zig-Zag In-line Package), TSOP (Thin Small Outline Package)のものもデータシートには記載があります。このあたりからDIPはなくなってしまったようです。アクセスタイムは70ns、1994年の韓国製です。

下のものはHM514100AS6、同じく4M×1bitのDRAMです。「B」⇒「A」は一つ前のものであることを表しています。製造年も1年前の1993年です。

Hitachi HD63266F

asano に投稿

テーマ

カテゴリー

私には珍しく表面実装タイプのデバイスですね。

HD63266F
日立のHD63266F、以前取り上げたHD63265と1つ違い、これもFDCです。

HD63265の方は詳細な資料を持っているのですが、このHD63266Fはピン配置図くらいしか見当たらないのです。ネットで探しても出てくるのは同じものばかり。この僅かな情報を元に違いを挙げると以下のようになります。

Sony CXK5864 SRAM

asano に投稿

テーマ

カテゴリー

「出土品」を取り上げるのは久しぶりですね。今回はSony製のSRAMです。

CXK5864BSP-10L
CXK5864BSP-10L、8k×8bit構成の64k SRAMです。データシートをみると「8,192-word × 8-bit High Speed CMOS Static RAM」とあり、「-10L」なので一瞬10ns品を期待してしまいましたが、よく読んだら100ns品でした。70ns,100ns,120nsのラインナップはこの頃のSRAMとしては特別高速ではないと思うんだがなぁ。

NEC uPD71054

asano に投稿

テーマ

カテゴリー

先日のμPD71037とともにμPD71054も出てきましたので、今回はこれを取り上げたいと思います。

uPD71054C
NECのμPD71054C、Intel 8253の改良版の8254をVシリーズ向けにCMOS化したものになります。「-10」が付いていないところをみると8MHz版のようですね。

以前8253と8254の違いがわからないと書きましたが、主な変更点はクロック(CPUクロックではなくタイマ・カウンタとしてのクロック)上限が2.6MHzから8MHz/10MHzに向上したことと、Read-Back Commandが追加されたことの2点でした。Read-Back Commandはカウント値・ステータスをまとめて読み出すためのものです。

4M UVEPROM 再び

asano に投稿

テーマ

カテゴリー

前に4Mbit UVEPROMを取り上げましたが、こんなものも出てきました。

HN27C4001G-10
以前のM5M27C401K-15は三菱製でしたが、これは日立のHN27C4001G-10です。同じく512k×8bitのUVEPROMです。

1Mbit以上(一部512k品も)のUVEPROMにはバス幅の違いやバンク式のものやピン配置の違うものがあり、さらに型番の付け方にもメーカによる違いがあってちょっとややこしいことになっています。M27C801 UVEPROMに簡単な表を載せています。

これもまた大きな、しかも四角い窓ですね。ダイサイズはM5M27C401K-15より小さいです。