半導体

Intel Celeron 333/66

2016-09-16 13:17 - asano

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Slot 1 時代のIntel Celeronが出てきました。


カードエッジのところにピン番号としてA1, A73, A74, A121とあるのでこちら側が「表側」だと思うのですが確証はありません。
ファンに「Intel」ロゴが付いていることから、ヒートシンクとファン付きの「Intel boxed processor」でしょう。日本語でも名前があった気がしますが、今見ている資料が英語のデータシートなのでそのまま記載しておきます。よく見ると小さな字で「SANYO DENKI」表記もあり、あの山洋電気のファンが使われているとわかります。

Zilog Z8036/8536 CIO

2016-09-15 16:45 - asano

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Zilog製のCIO (Counter/Timer and parallel I/O port)です。


これはZ8000などのマルチプレクスバス用のZ8036、Z0803606VSCです。6MHz版のPLCC 44ピンパッケージ入りのものです。

安売りしているのを見かけたとき85xxと80xxどっちがマルチプレクスバス用か一瞬わからなくなって、でもまぁ安かったので買ってしまったのですが、使う機会が訪れません。
マルチプレクスバスに85xx(非マルチプレクスバス用)を接続するほうが逆より簡単なので、仕方ないのですけど。だから安売りしていたのか。
そもそもマルチプレクスバスのプロセッサ自体が少なくなっています。パッケージのピン数の制約が無ければ必要の無いものですし。
パッと浮かぶものもZ8000, 8085, 8086といった古いものばかりですね。

Z80 SIO/DART

2016-09-09 17:30 - asano

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今回はZ80ファミリのSIO兄弟を取り上げます。


一番手はZ80 SIO/0です。
左はシャープ製のLH0084B (6MHz)とLH0084A (4MHz)です。
右はSGS製のもの。これは前に紹介したMAA-1に使用していたものを一時外して並べて撮影しました。


お次はやはりシャープ製のLH0085、Z80 SIO/1相当のもので珍しく2.5MHz品です。

8279 Programmable Keyboard/Display Interface

2016-09-06 23:50 - asano

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今回は80系のちょっと珍しいペリフェラル、8279です。


まずは東芝製のTMP8279P-5、1983年製でしょうか。Toshibaロゴが古いですね。
これは鈴商で8255の山の中に混じっていたように記憶しています。


これは日本電気製のμPD8279C-2、こちらは1984年製のものです。
どこで買ったのか記憶に無いのですが、スティックに2個入った状態で出てきました。一時期使いかけのスティックを買い漁っていたことがあるのでその時のものでしょう。

8255 PPI

2016-08-30 22:02 - asano

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各社の8255 PPI (Programmable Peripheral Interface)です。


まずはIntelオリジナルのP8255A-5です。あまり見かけないので見つけたとき思わず買ってしまいました。
マーキングが読みにくいですね。現物でも光の角度を変えて見やすい向きを探さないといけません。


下のほうが読みにくかったので角度を変えて撮影したものも載せておきます。

Zilog Z85230 ESCC

2016-08-29 11:32 - asano

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Zilog製のZ85230 ESCC(Enhanced Serial Communications Controller)です。


Z8523010VSC、10MHz版のPLCCパッケージ品です。他に同機能でアドレス・データがマルチプレクスバスになったZ80230というのもあります。
Z80 SIOはもともと高機能なシリアル通信の石でしたが、それを拡張してZ80への依存をなくしたのがZ8030/8530でした。これをさらに改良したのが今回取り上げたZ80230/85230というわけです。ちなみに間にZ80130/85130というのもあったようなのですが、私は見たことはありません。

NEC uPD4168 NMOS XRAM

2016-08-24 23:05 - asano

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NEC製の擬似SRAM(NECではXRAMと呼ぶらしいです)のμPD4168C-20です。


「-20」だけ印刷の感じが違っています。もしかして完成後に選別していたのかもしれませんね。
これはアクセスタイム(#CEからの)が200nsのものです。

擬似SRAMというのは大容量化に有利なDRAMの特徴と、制御が容易なSRAMの特徴を併せ持つメモリデバイスです。メモリセルはDRAMで、コントローラを内蔵することにより外部からはSRAMのように見えるという構造です。SRAMに見えるといってもリフレッシュは必要で、そのままSRAMを置き換えることは出来ません。

National Semiconductor DP8390

2016-08-20 18:20 - asano

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今回はナショセミのDP8390、ネットワークコントローラです。


これがDP8390CNです。ずいぶんと細長い感じがしますが、それもそのはずで48ピンDIPという巾600milのDIPではおそらく最大級のパッケージに入っています。48ピンより上の64ピンDIPは普通は巾900milで、巾600milというのはデータシートで見たことはありますが実物を見た記憶はありませんね。
何でこんなにピン数が多いのかといえば送受信バッファのRAMを外付けするためで、集積度の上がった現在ならRAMは内蔵できこんなピン数は不要なはずです。