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Accelerated-X


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昔使っていたXサーバのマニュアルも出てきました。

マニュアル
386bsd, FreeBSD, Linux などのPCのUNIX系OSのグラフィック環境としてはX Window Systemを使用するのが一般的です。X Window System自体はオープンソースで、PC用の実装であるX386, XFree86ももちろんオープンソースです。

私も386bsdを使い始めた時からX386 ⇒ XFree86を使用していました。

これ(正確にはその中のXサーバ)はグラフィックスハードウェアに依存したソフトウェアです。最初のころはPCのグラフィックスハードウェアの仕様は公開されていたので問題はありませんでした。

しかしグラフィックアクセラレータが進化するにしたがって仕様を秘匿するメーカが出てきました。そのようなメーカ製のグラフィックボードでは動作しなかったり、動作してもアクセラレータ機能が使えなかったりします。

私も最初はそういうボードは避けていました。

そういう中で登場したのがこのAccelerated-Xです。ソース公開をあきらめてNDAを結ぶことでグラフィックアクセラレータを活用するXサーバを作ったのです。Xサーバ以外の部分はX386, XFree86をそのまま使用します。

私はMatroxのグラフィックボードを買ったのをきっかけに導入したのでした。

v2.1 マニュアル
異なるバージョンのものもありました。こちらの方が新しいものになります。

フロッピーディスク
フロッピーディスクも出てきました。おそらく後者のものと思われます。

1995年頃のものですが2枚に収まっていますね。Xサーバは小さなものですからこんなものでしょう。
フォントやライブラリなどはオープンソースのものをそのまま使えますからこれには含まれていません。

その後、ハードウェアの仕様公開が進んでオープンソース版でも問題なくなったのでこれ以上はバージョンアップしなかったものと思います。


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