2024-12-18 23:15 — asano
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今年はLED Flasherくらいしか作っていない(アレを作った内に数えるのも……)のにまたいろいろ買ってしまい……
積みプロセッサ絶賛増加中です。
ということでこれ、Mostek社製のMK38P75/02Hです。
このMK3870ファミリは、F3850が単独では動作しない(専用のメモリF3851などかF3852/F3853といったメモリI/Fが必要)のをワンチップ化したものです。
大きく分けると以下の3種類があります。
- 3870
- 3873 : 3870にUARTを追加したもの
- 3875 : 3870にスタンバイ機能を追加したもの
それぞれに開発用のピギーバックの38P70/38P73/38P75があります。
さらにCMOSの38C70/38PC70というのもあるようです。
スラッシュ以降の02はメモリ容量で、十の位がROM容量(0:無し, 1~4:1kB~4kB)、一の位がRAM容量(0:無し, 2:64B)をそれぞれ表しています。
残念ながら外部バスのあるものは無く、個人で遊ぶためにはピギーバックタイプを選択せざるを得ません。またF8 I/Oポートのようなこともできません。
ピギーバックタイプにはさらにバリエーションがあり、型番の下の97403がこれを表します。載せることができるROMの種類とI/Oポートがオープンドレインかが決まります。外部バスが無いと書きましたが、ピギーバックソケットに外部バスが出ているものも存在はするようです。
本当はUARTのあるMK38P73が欲しいところですが、eBayで探してもあまりありません。あってもとても高価です。また出来れば外部バス品がありがたいのですが残念ながら5桁ナンバーを明記しているものがあまりありません。
ということで他のデバイス(後日取り上げるつもり)とまとめ買いできるものを選んだ結果がこれです。ROMは2716が使えるようなので何とかなりそう。
写真に戻ると、セラミックパッケージ自体は28ピンROMと兼用になっているもののソケットは24ピン分だけ載っているのが面白いです。あと「20」と大書されているのも。
もう少し横から見てみます。
丸ピンソケットはハンダ付けされています。これ普通のハンダなのか、それとも高温ハンダでも使っているんでしょうか?
ピンが底面に取り付けられている点、小さな穴がある点、uPD78CG14Eと似ていますね。
これ、ただ動かすだけならそれほど手間はかからないと思いますが、Universal Monitorを動かすとなるとUARTをどうするかが問題になります。外部バスが無い(ROMソケットにはWEは出ていない)ことからEMILY Boardは使えないし、8251なども使えません。ソフトUARTを書くか、I/Oポート越しに8251などを接続するかしかなさそうです。
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