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FM-7で使っていたFDD


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以前FM-7で使っていたFDCボードをお見せしましたがFDD等も出てきました。

FDDが2台と電源
出てきたのはFDDが2台と電源ユニットです。電源は専用というわけではなく5Vと12Vの使えるものを適当に選んで、FDDとFDCボードの電源をまかなっていました。

ドライブ 前面
ドライブを前上方から見たところです。中にディスクが入っています(ラベルが見えています)が、ドアは閉じられていません。右のレバーを矢印のように下に90°回せばロックされ使用可能になります。アクセスランプは左上です。

ドライブ 上面
これはドライブ上面です。

左上がヘッド移動用のステッピングモータ、左下がヘッドをディスク面に押し付けたり離したりするソレノイドです。中央左はヘッドで、その奥にはディスクの窓も見えています。

右下の小さな基板にはアクセスランプのLED(右端の赤いもの)と光センサの受光部(黒い)が見えます。LEDに近い右側のものはライトプロテクトのシールを検知するためのもの、もう一方はディスクのインデックスホールを検知するためのものです。

ドライブ 下面
これはドライブの下面です。

左端中央の光沢のある部品はターミネータの集合抵抗です。5.25インチや3.5インチのドライブでは大きな抵抗値のものを挿したままにすることも多いのですが、もう一方のドライブでは外してあって真面目に処理されていました。

右上の方にある金色の線が出ている白い丸はライトプロテクトシール検知センサの発光部ですね。インデックスホール用のものはスピンドルモータの陰になっていて見えません。

ドライブ 背面
背面にはラベルがあります。このドライブはTEACのFD-55BR-505-Uというもののようです。
消費電流は+12V 1.0A, +5V 1.0Aです。

もう1台の背面
もう1台のドライブの背面も見てみます。

あれっ、型番が違っていますね。こっちはFD-55BR-500-Uになっています。違いがわかりますか? 背面の写真を見比べればわかりますよ。

こっちのドライブにはヘッドを押し付けるためのソレノイドがありません。もちろんヘッドが浮いたままでは読み書きできないので、レバーを閉じるとヘッドはディスクにあたったままとなります。

これらのFDDは(500も505も)5.25インチ2Dのもので、フォーマットによりますが320kB~360kB程度の容量になります。当時の8ビットパソコン向けとしては一般的なものですね。


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