GV-MVP/RX3
今日もPC系のパーツ、IO DATAのGV-MVP/RX3です。
このGV-MVP/RX3は私の持っているPCパーツの中ではそう古いものではないのですが、今回取り上げたのは技術的にではなく社会的に遺物とされてしまったものだからです。
これはアナログ地上波のチューナボードなので、放送が終了してしまった今は使いようが無いモノとなってしまいました。外部入力のキャプチャ用に使うことはできますけど。
今日もPC系のパーツ、IO DATAのGV-MVP/RX3です。
このGV-MVP/RX3は私の持っているPCパーツの中ではそう古いものではないのですが、今回取り上げたのは技術的にではなく社会的に遺物とされてしまったものだからです。
これはアナログ地上波のチューナボードなので、放送が終了してしまった今は使いようが無いモノとなってしまいました。外部入力のキャプチャ用に使うことはできますけど。
これまた古いPCIのビデオボードです。
Diamond製のViper PCI、PCIにしては長いボードですね。ブラケットのコネクタはVGA (DE-15)のみです。
まだDIPのICがいくつも残っています。
これもVGAケーブルです。モニタが液晶になって出番がなくなりました。
左のコネクタはPC側で、普通のDE-15 (3列15ピン)コネクタです。
右側はモニタ側でBNCコネクタです。これは無線機のアンテナや測定器などにも使われるコネクタで、特性はよいのですが信号1本(とGND)しか通せないので数が必要になります。輝度信号は赤がR、緑がG、青がBとそのままですね。同期信号は灰にHSYNC、黒にVSYNCが出ています。信号はこれだけなのでDDCは使えません。
昔のモニタは背面にこのBNCコネクタが並んでいるのが多かったですね。コネクタはすべて同じものなので気をつけないと対応が間違って色がおかしかったり同期が取れなかったりします。もちろん正しく写らないだけで壊れたりはしません。
大昔のパソコンとモニタを接続するデジタルRGBケーブルです。
「PC-8091K」のラベルがありNECの純正ケーブルのようです。
これはパソコン側のコネクタ、DINコネクタの8Pです。
懐かしいVL(VESA Local)バスのビデオカードを見つけました。
前に紹介したISA ET-4000の後継となるものです。
VL Busは主にビデオカードでの使用を想定したバスで、ISA Busを拡張する形になります。カードエッジもISAに更に追加する形となるのでカードが非常に長いのが特徴です。追加された部分はISA部分よりピッチは狭くなっています。
スロットを複数備えたマザーボードがかなりあったこと、ビデオを念頭に置きつつも単なる高速バスであること、からビデオカード以外にも使用されました。私もどこかにSCSIカードを持っていたはずです。この辺りがビデオ専用だったAGPとは異なる点ですね。
日立製のCRTコントローラHD6445が出てきました。
ベースは日立が開発したHD46505 CRTC(シャープのX1等多くのパソコンに使用されました)です。これは後にモトローラからもMC6845の名で出荷され、CRTコントローラのベストセラーの一つです。これをC-MOS化するとともに拡張したのがHD6345 CRTC-IIで、これは68系バスだったのですが80系に変更したのがこのHD6445になります。
日立は後に更に拡張したACRTC (Advanced CRTC)をリリースすることになります。これは拡張というより全く原型を留めないほどの変更ですね。「CRTC」の名前を引き継いだという方が正確なところです。
詳細不明なPCIのビデオカードです。
おそらく「VG375-2L」というのが型番だろうということで調べてみたら・・・、有名な怪しいカードだったみたいです。
ヒートシンクは剥がしていないのでチップは不明です。「BIOS」とだけ書かれたラベルも考えてみたら怪しいですね。
こういうものってコスト最優先で作って売り逃げするものだと思うのだけれど、メモリがソケットになっているのはどういうわけでしょう?
裏面も特にこれといったものは無いですね。
これはPCIバスのMatrox MGAビデオボード、CompaqのPCへの内蔵用でしょうか、Compaqロゴ付きです。
まだアナログ接続でブラウン管のモニタが使われていた頃、画質の良さで定評のあったビデオボードです。3D性能の悪さが欠点とされていましたが、X Window System(以下X)での使用しか考えていなかった私には関係ありません。XFree86(*BSD/Linuxで使われるX)では性能が発揮できないということでAccelrated X(商用のX、表示サーバのみで他はXFree86を利用)を買ったりしましたね。
日立のACRTC (Advanced CRT Controller)、今でいうグラフィックアクセラレータのようなものです。
上が HD63484P8 (ACRTC)です。「P8」とついているのはプラスチックDIPパッケージ(64ピン)の8MHz品を表しています。Pの上に「U」とあるのはUマスク(マスクはソフトウェアで言うバージョンのようなもの)品で、マニュアルによれば「R」「S」にはかなりの制限事項があったことがわかります。