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PC」以外の各メーカーが独自のアーキテクチャを採用した個人用のコンピュータです。
本体だけでなくオプション・周辺機器なども含みます。

パーソナルなコンピュータのメモリ事情 (第3回: 8ビット中期)

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前回書いたように初期のパソコンではCPUのメモリ空間(64kB)は十分なものでした。ところが程なくして不足するようになります。

1981~1982年ごろ発売の代表機種にはこんなものがありました。

パーソナルなコンピュータのメモリ事情 (第2回: 8ビット前期)

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最初はオプションとしてフルキーボード・モニタ(多くはテレビで代用)出力・増設メモリを載せてBASICが使えるといった状況でしたが、やがていわゆる「パソコン」と呼ばれるものが登場します。

日立のベーシックマスター、シャープのMZ-80K、NECのPC-8001等です。

Sharp MZ-731 (分解編)

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今日は分解編です。とりあえずオプションのプロッタプリンタとデータレコーダを外します。

オプションを外す
それぞれ背面のネジを2本外せば取れますが、メイン基板に線が繋がっているので注意が必要です。取り付けるときも線を挟まないようにしないといけません。

線を使わずユニットをはめ込めば接続できるようにした方が増設は簡単になるのに、あえてこうしているのには理由があるはずです。パッと思いつくのは基板に力がかかるのを防ぐためしょうか。

Sharp MZ-731 (外観編)

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あらかた掘り尽してしまい大物は残り少なくなってきました。今回はその中の一台です。

MZ-731
SharpのパソコンMZ-731です。セミキットだったMZ-80Kに連なるシリーズの一員で、MZ-80K → MZ-80C → MZ-80K2 → MZ-80K2E → MZ-1200 → MZ-700 → MZ-1500と続いた中の後期のモデルです。

それまでモニタ・データレコーダ一体型だったMZシリーズの中でこれが初めてモニタを分離したモデルになります。そのおかげか標準状態でカラーに対応したのも初めてだったと思います。
ちなみにMZ-1500ではデータレコーダをやめてQD (Quick Disk)を採用しています。

Sharp PC-1350 (分解編)

先日のSharp PC-1261 (分解編)に引き続きまして、今回はPC-1350の分解編です。

裏ブタを開けたところ
まずは裏ブタを開けてみます。圧電サウンダへの線が短く水平に並べることはできませんでした。線にテンションがかかっているのが気になるところですが、撮影のためにやむを得ず張ってしまっています。

左端の「JAE 15S」と書かれているコネクタはシリアルポートのもの、これが一番奥のメイン基板と思われます。LCDやキーボード等はこの基板の裏側になります。
右側3/4を占めているのはメモリ基板でしょうか。
右端の11ピンのコネクタは小さなサブ基板に載っています。サウンダへの線もこの基板に繋がっています。

PC-8801mk2用のキーボード

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これはPC-8801mk2のものと思われるキーボードです。持っていないかもと思っていましたが出てきました。

キーボード 上面
配置はPC-9801のものとよく似ています。

違いを挙げてみるとこんな感じになります。

  • XFER, NFERがない
  • カーソルキーがテンキーの上に一列に並んでいる
  • ファンクションキーが5つしかない
  • INS/DELが一緒になっていてBSがない

NECのパソコンのカーソルキーの配置は二転三転していて、試行錯誤の跡が見られます。

NEC N9826-11 キーボード

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NECの大型キーボードがもう1枚見つかりました。

N9826-11 上面
前に紹介したN5255-52Aとそっくりです。外からわかる違いは「実行 / 送信」キーが「ADVANCE」に、「STOP」キーが「ATTN」に変わっているくらいでしょうか。どちらもキー前面には「実行 / 送信」「STOP」の表記があります。

ファンクションキー上のガイドも異なっていますが、これはもともと用途に応じてシートを交換するようになっているものなので違いといってよいものか?

EPSON HC-88 (分解編)

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例によってこのHC-88も中を見てみましょう。

本体 裏ブタを開けたところ
本体の裏ブタを開けたところです。シールドのためのシートがあって基板はよく見えません。2ヶ所シートがめくれているのは外からアクセスできるところです。

左上の大きなネジ(マイナス)を外すとシートを開けることができます。このネジは中にバネが仕込んであり、おそらく導通をしっかりとるためと思われます。
右上の空間はメイン電池の入っていたところ、その左の小さな基板はマイクロカセットデッキです。

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