MDA
PCのMonochrome Display Adapter (MDA)に使われていたディスプレイコネクタです。
IBM PCおよびその子孫・互換機の総称を「PC」と呼ぶことにします。8ビット機やNECのPC-9801シリーズ等は含みません。
本体だけでなくパーツ類や周辺機器なども含みます。
PCのMonochrome Display Adapter (MDA)に使われていたディスプレイコネクタです。
2.5インチHDDのIDEコネクタは電源を含めた44ピンとなっています。
3.5インチHDDや光学ドライブ等に使用されているIDE (P-ATA)のコネクタです。
SSDのご先祖様のようなデバイスが出てきました。
メモリカード等で有名なPQI製のDiskOnModule®の64MB品です。
見つけた資料(2002年)によると「HDDのように使えて、振動や高温の問題の無い」とのことなので、工場等の制御用PC向けなのでしょうか。一応4MBから512MBまでラインナップされていますが、15年前ということを考えると512MB品などは簡単には使えないほど高価なものだったはずです。
コネクタは40ピンでインターフェイスはIDE (P-ATA)になります。マザーボード上のIDEコネクタに直接挿すことを想定しているのか、メスコネクタです。
左上についているループ状の線はMaster / Slaveの切替で、挿しているとMasterで抜くとSlaveになります。
ISAバスの謎のビデオボードが出てきました。
右下のコネクタは後でブラケット側からの写真を出しますが、D-Sub 9ピンです。それで何でビデオボードと判断したかというと中央にある40ピンのUM6845Rの存在、これはHD6445の元になったCRTCで、まぁCRTCをDRAMのリフレッシュコントローラとして使用するなどの例がないわけではありませんが、ビデオボードと考えてよいでしょう。
このUM6845Rと左上にあるUM2300、これはキャラジェネ(フォントROM)と思われます、以外をすべて汎用ロジックの74LSシリーズだけで作っているあたり、昔のボードですね。
これはデスクトップPCでPCカードを扱うためのアダプタです。
これが全体、見てわかるように3.5インチのドライブベイに入れるようになっています。
当時この手のアダプタはいくつかありましたが、その多くは拡張スロットに専用カードを挿す形式のものでした。PCカードの信号は基本的にCPUバスなので、拡張スロットから取り出すというのは理に適っています。
しかしデスクトップPCでPCカードを使用する目的は多くの場合はフラッシュメモリやHDDなどのストレージ系カードです。I/O系はPCカードを使用するよりISAなりPCIのスロットを使用するほうが安価で性能もよく選択肢も多いですから。そこでこのアダプタはストレージ系カード専用と割り切ることでインターフェイスにSCSIを使っているのです。何か他の用途でSCSIを使用していればそのバスに追加できますし、必要に応じて外付けにもできます。
これはPS/2キーボードをATマザーボードに接続するための変換ケーブルです。
長さ10cm程度の変換ケーブルです。
変換コネクタではなく、ちょっとの長さでも柔らかい部分があるのが良かったですね。基板のコネクタに変な力がかからないですし、壁に近づけて置くこともできます。
PS/2とATの違いはコネクタだけで信号は一緒です。マウスのPS/2とUSBの変換みたいにキーボードが相手を認識して動作を切り替えるわけではありません。ですから特定のキーボードでしか動作しないということはありません。
Slot 1のCPUはあまり買った記憶が乏しいのですが、Celeronに続いてPentium IIも出てきました。
「80523PY400512PE」が型番で「80523」が第二世代(Deschutes)を表します。うしろの「400」がクロック400MHzを、「512」が2次キャッシュメモリのサイズ512kB(80523には512しかないですけど)を示します。
Celeronと異なり基板部分がゲームカセットのようなカートリッジに入っているのが特徴ですね。
昔Sound Blasterシリーズとともに有名だったサウンドボードPro Audio Spectrumシリーズの一つです。
Media Vision社製のサウンドボード、Pro Audio Spectrum 16 LMSIです。これはしばしばPAS16と略され(ボード上のシルクもそうなっています)ました。LMSIは搭載しているCD-ROMインターフェイスの種類です。Laser Magnetic Storage Internationalの略らしい。
これはISAバスのカードですが、サウンドボードはPCIへの移行が遅れ最後までISAに残ったモノの一つでした。データ量が比較的少なかったこと、ゲーム等のソフトウェアが直接アクセスすることが多く互換性が重視されたことなどが理由だったのだと思われます。
今回は古いSCSIボード、BusLogicのBT-445Sです。
ずいぶんと長いボードですね。対応バスはVLバスです。
このバスはVL (VESA Local)の名前の通りVESA (Video Electronics Standards Association)が策定したもの、基本はビデオボード用のものですが、このようなビデオ以外のボードも少数ながら存在していました。
マザーボード側もビデオ以外での利用を想定しているのか2スロット持つボードが結構ありました。