2019-02-22 23:46 — asano
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ちょっと変わった部品が出てきましたので似た形状のものを並べてみました。それぞれ一体何でしょう?
向きは揃えてありますのでカラーコードは左から右に読めます。また写真では色の区別が難しいものもあるので書いておくと以下のようになっています。
- 黄 紫 橙 金
- 茶 黒 黒
- 茶 青 黒 茶 茶
- 茶 黒 黄 白
- 茶 黒 黄 金
こんなの全部が抵抗器だろうって?
それではそう仮定して読んでみましょう。
1つ目は 47×103 = 4.7kΩ 最後は金なので ±5% となります。
2つ目は 10×100 = 10Ω で、4色目は無いので ±20% です。
次は 160×101 = 1.6kΩ ±1% です。
次は 10×104 = 100kΩ あれっ、白は何%なのでしょう?
最後は 10×104 = 100kΩ ±5% になります。
4つ目がちょっと引っかかりますね。2つ目も、±20%なら普通もっと余白がとってある、そもそも±20%の抵抗器ってソリッド抵抗器まででこんな小さなのは見たことが無い、といった疑問があります。
ということで正解を書くと、1, 3, 5は確かに抵抗器です。1は秋月で売っている1/6Wの炭素皮膜抵抗、3は1/4Wの金属皮膜抵抗、5はちょっと古い1/4Wの炭素皮膜抵抗です。
2は 10×100 = 10μH のインダクタでした。
4は 10×104 = 100,000pF = 0.1μF のキャパシタでした。ただ白の意味がよくわかりません。考えられるのは精度・耐圧・温度特性あたりなのですが、あまり使われていないためか資料を発見できていないのです。容量についてはラジアル部品で使われる「104」のような表記と符合していることと実測値があっていることからこの読み方であっていると思います。
アキシャルのキャパシタはあまり見かけませんが、一時期NECのパソコンに使われていました。PC-8001mk2の基板をみると「C」で始まるリファレンスがついているのがわかります。
今回発見したのはこのキャパシタでした。他は現用の部品箱から見繕ったものです。
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