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TI SN7450J


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74シリーズの変り種(その1)で紹介した中の7450を入手できました。

SN7450J
Texas InstrumentsのSN7450J、74シリーズには珍しいセラミックのCERDIPになっています。製造年は1976年ですから40年以上前のシロモノです。

以前書いたように Dual 2-Wide 2-Input AND-OR-Invert Gates (One Gate Expandable) というものです。AND-OR回路はPALやGALなどの基本回路で、ANDへの入力数とANDの数(ORへの入力数)が十分多ければどんな組み合わせ回路でも実現できます。

実際には入力の反転も使うのでこれ以外にインバータも必要になります。

入力構成の異なるものを多種類ラインナップする手もありますが、ANDとORの入力数の組み合わせが多くなるのを避けるとか、標準的なパッケージのサイズを超えて拡張できるということで「Expandable」にしたのでしょう。

PLDが広く使われるようになると需要が減ったのだと思います。74LSになるとAND-OR-Invertの仲間はかなり整理されてExpandableはなくなりました。74HCになると生き残ったのは74HC51くらいでしょうか。

裏側
裏を見るとSN54LS14同様な長方形の窪みがありました。台湾製ですね。

さて、これを入手した目的は何かを作りたかったからではありません。

前に書いたように拡張用のピンは内部回路が直接引き出されています。ということは内部が覗けるのではないかと考えたからです。

とりあえずブレッドボードで動かしてみました。

ブレッドボードで
データシート記載の回路図と照らし合わせながら考察したいところなのですが、動かすのにいろいろと手間取ってしまったので次回ということにしたいと思います。

ジャンパ線が断線していたり、SN7450Jが死んでて(最初から死んでいたのか死なせてしまったのか不明ですが)交換したり...
予備含めて2つ調達していて良かったです。
参考文献・関連図書: 
SN5450, SN7450データシート, Texas Instruments.

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