2017-02-23 17:10 — asano
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10BASE-2のトランシーバ(MAU)が2つ出てきました。
アライドテレシス製のCentreCOM MX10、AUIポートに接続する10BASE-2トランシーバです。
10BASE-2のBNCコネクタが付いていればそれを使えばよいわけですが、無い場合に10BASE-5のAUIコネクタに挿して使用します。
当時のネットワークボードにはAUIと10BASE-2か10BASE-Tのいずれかを装備しているパターンが多かったように思います。このようなMAUを使用することで10BASE-2にも10BASE-TにもなるAUIコネクタはある意味万能コネクタとして、あとMAU無しで使えるよう10BASE-2か10BASE-Tのどちらかを(その製品の性格から)選んで搭載していたのでしょう。
MAUはワークステーションやPCに直接(AUIケーブルを使用せず)取り付けることが多いので、ぶつけたりして力を加えないように注意が必要です。本体側についているスライド式の板金が変形してロック不能になる恐れがあります。
手前側のスイッチは「SQEテスト」「ハートビート」と呼ばれる機能をOn/Offするスイッチです。ワークステーションやPC等に接続するときはOn、リピータ(ハブを含む)に接続するときはOffにすることになっていますが、常時Offでも特に問題が起きた記憶はありません。逆にOnにしたままリピータに接続するとネットワークがダウンする等の影響がでるので、確実にOffしなくてはなりません。
裏面はほぼラベルですね。
ラベルの裏(AUIコネクタ側)にネジが隠されています。
左上は絶縁タイプのDC-DCコンバータで-9Vの電源を作っています。
右のDP8392CNはSIC-98-Eにも使われていたCoaxial Transceiver Interfaceです。AAUIの10BASE-2トランシーバにも互換品が使われていました。
下のヨゴレているのはパルストランスです。
ケースはダイキャストでしょうか、金属製です。
これは姉妹品?のCentreCOM MX10Sです。
メーカ資料を見ても寸法以外に違いが見当たりません。AUIコネクタのところの厚さが薄くなっているので、機械的に干渉して接続できない相手への対応と思います。
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