2017-06-02 22:18 — asano
前回、どうやらキーボードが起動の邪魔をしているということだったのでキーボードを外して試してみます。
すると今回は/etc/rc
までたどり着きました。先頭のパーティション(/dev/wd0a)は問題無さそうです。ところが2つ目の/dev/wd0eの整合性チェック(fsck)が失敗しています。それもスーパーブロック(管理領域)が読めないという致命的なエラーです。少々のエラーなら修復してくれるのですが、これはどうにもなりません。しかもキーボードを接続していないので何もできません。
もしかして起動後に挿せばキーボードが使えるかも、と淡い期待をしつつ挿したところkernel panicで止まってしまいました。
仕方が無いのでまたHDDを外してX60に接続して内容を確認しました。
すると/dev/sd0aは正常だったものの、/dev/sd0e~/dev/sd0gは全てエラーとなってしまいました。
/dev/wd0*と/dev/sd0*の2つの表現が出てきますが実体は同じものです。S-ATAで接続すると/dev/wd0*として認識され、USB接続すると/dev/sd0*として認識されます。つまり/dev/wd0*は対象であるところの超小型PCに搭載した場合、/dev/sd0*はThinkPad X60に繋いだ場合です。
実機の場合と同様スーパーブロックが読めないということはコピー自体されていない可能性が高いです。そこで念のため
dd if=/dev/rwd0e of=/dev/rsd0e dd if=/dev/rwd0f of=/dev/rsd0f dd if=/dev/rwd0g of=/dev/rsd0g
とパーティション毎にコピーを行ない、さらに実機に搭載する前にfsckも実行して問題ないことを確認しました。
再度実機に搭載して試してみると... あっさり立ち上がってネットワークも動いてしまい、当面の目標は達成しました。あとはゆっくり使いやすく育てていくつもりです。
今後の課題:
- キーボードを挿すと止まってしまう原因を探すこと
- コピーが失敗していた原因を探すこと
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