2017-08-15 22:13 — asano
カテゴリー:
前にPC-9801F2 (分解編 その1)でFDCボードが抜かれていると書きましたが、それらしいボードが出てきました。
これが本体内の専用スロットに搭載されます。カードエッジコネクタ部には未使用があり、専用スロットなのになんで必要の無い端子があるのか疑問かもしれませんね。
全ピンを確認したわけではありませんが、C-Busと同じ信号が接続されているようです。PC-9801F2 (分解編 その3)の写真を見ると拡張スロットのバックプレーンのコネクタとFDCボード用のコネクタは並んでいるので多くのピンはそのまま並列に接続されているのでしょう。
左上のSED9420Cがデータセパレータ、2Dではロジックで組まれていましたが2DD用ではアナログ式のものが使われています。左側にはフィルタ用のC,Rが並んでいます。
右隣のμPD765ACはFDCです。
中央上の34ピンのコネクタがドライブへのリボンケーブルが接続されます。コネクタ下のHD7407、これだけはCERDIPパッケージですね。
右上に2つあるμPD2364ECは8k×8bitの64kbit マスクROMです。ディスクBIOSが格納されています。
裏面、四角いランドですね。
そもそも2DD用のFDCはなんで別基板になっているんでしょう?
2DDのインターフェイスの無いPC-9801Eとメイン基板を共有しているためじゃないかと思っています。他にサブボードになっている漢字ROMもPC-9801Fには標準装備ですが、PC-9801Eではオプションです。
Add new comment