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Sportster 28800 (分解編)


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最初の頃に紹介したSportster 28800を開けてみました。

カバーを開けたところ
裏のネジ2本で簡単に開きます。ツメもありません。

電源のシーソースイッチは基板に直接実装されていました。LEDは表面実装で上カバーに導光パーツが付いています。

基板 表面
基板上で1つだけソケットに入っているのはROM、UV-EPROMではありませんがOTP・マスク・フラッシュの別はラベルを剥がさないとわかりません。44ピンなので16ビット幅と思われます。

左上と右下のGM76C256BLLFW70は32k×8bitのSRAM、右下に2つあるCY7C199-15VCも32k×8bitのSRAMです。両者はアクセスタイムが大きく異なり、前者が70nsに対し後者は15nsとなっています。

D-Subコネクタの下に並んでいるのは右からDS14C89AM, DS14C88M×2, 93C66です。DS14C88,DS14C89はいわゆるRS-232Cのレベルコンバータ、93C66は4kbitのE2PROMで各種設定の保存用でしょう。
その下のQFPはレーザーマーキングでこの写真では型番が読めないです。

左下のスイッチの上はTL494C Pulse-Width-Modulation Control Circuits、その左は整流用のブリッジです。その上にあるトランスやコンデンサ等と合わせて電源部を構成しています。

赤いDIPスイッチの下にはNECとTIの大きなQFPのICが並んでいます。どちらも汎用品ではないようで詳細は残念ながら不明です。

右下の丸いのはモニタ用のスピーカですね。左下のLM386はアンプ、DIP品は昔から個人の工作にもよく使われたデバイスです。
スピーカ左上はTLC320AC01CFN Analog Interface for DSPs、このあたりは電話回線とのインターフェイス回路です。

TS80C186EB20
型番が読めなかったのをアップで(角度も変えて)撮影してみたところインテルの80C186でした。8086に周辺デバイスを集積した(コアも改良されていますが)80186のCMOS版です。これは16ビットバスなのでROMが16ビットだったことやRAMが2つあったことと符合します。

ロゴの「i」が何本もの細い線で構成されているのがわかります。

基板 裏面
基板の裏面、GNDベタになっています。左上のベタになっていない部分は電話回線インターフェイスの部分です。

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