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INS8073ボードを作る (その2)


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前回シリアル出力の論理が逆であるのがわかったので、インバータも基板上に搭載しました。

INS8073ボード 表側
左上の2×4コネクタは電源とシリアルポート、前回も書いたようにピン配置はMAA-1にあわせてあります。

その右はリセット回路です。

8ピンDIPサイズ(ピンは4本)はSG-8002DCという発振器です。これは発振器とPLLを内蔵していて周波数がプログラマブルというもので、標準的な周波数をプログラム済みのもののほか専用のライタで好きな周波数をプログラムできる未書込み品もあります。ここで使っているのは16MHzの標準品です。

隣のSN74LS393Nは分周器として使っていて8, 4, 2, 1MHz, 500, 250, 125, 62.5kHzを作っています。使っているのはメインクロックの4MHzのみ。手持ちの発振器を使ったのでこうなっていますが、4MHzのものを使えばこれは不要になります。

SP3232シリアルのレベルコンバータ、3Vから使える3232を使う必要は無いのですがこれも手持ちの関係です。

SN74LS04Nはシリアル用に追加したものですね。

SRM2B256SLCX70は32k×8bitのSRAM、これもSC/MP IIIに使うのは勿体無いくらいの70ns品です。

プルアップ・プルダウンの抵抗やINS8073,SRAMのパスコンはソケットの内側(ICの下)に実装したので見えていません。
下の空きスペースには必要があれば8255とROMくらいは搭載できそうですね。

裏側
裏側の写真も一応載せておきます。

さて前回 NENINの扱いがわからないと書きました。このままでは気持ち悪いのでもう一度試してみることにしました。

この信号はINS8073にバスへのアクセス権があることを知らせる信号です。

  1. NBREQに接続:NBREQはバスにアクセスしたい時にアクセス権を要求する信号ですから、自分で要求し自分で許可することになります。
  2. プルダウン(Lに固定):常にアクセスは許可されます。
  3. プルアップ(Hに固定):常にアクセスは禁止されます。

実際にやってみると予想通り1, 2は正常に動作し、3は動作しませんでした。

最初動かなかった時は2だったのですが、なせ動作しなかったのでしょう? ターミナルソフトの設定がおかしかったのか、組み立て直後で切れ端か何かでショートしていたのか、残念ながらこれ以上追うことは難しそうです。


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