準出土品
出土品が自宅から出てきたものなのに対し、こちらは自宅以外で見つけた掘り出し物たちです。
ウクライナから買った石
ニキシー管を入手したら次はドライバが欲しくなります。ということで調達したのがこれです。
ニキシー管の陰極は高い電圧がかかるので通常のTTLのオープンコレクタではドライブできません。以前は専用のSN74141という高耐圧のBCDからのデコーダがあったのですが現在では入手困難らしいです。
トランジスタやホトカプラで使えるものを探そうと思ったのですが...
SN74141の相当品で旧東側製のК155ИД1というのがあって今でも手に入るらしい。それでeBayで探したところ中古品を安く売っているところがあって、よく見たら何とウクライナのショップでした。"This package may be delayed due to shipping carrier service disruptions."とあって少し不安もありましたが注文してみました。
Z573M
これには手を出すまいと思ってきたのですが...
誘惑に負けて買ってしまいました。
いわゆる真空管の一種ですが、厳密には真空ではなくネオンなどのガスが封入してあります。
Z573Mというのが型番、WFがメーカーだと思うのですが、Z573Mで検索するとメーカーとしてRFTというのも出てきます。これらの関係はどうなっているのでしょうか。
RFTは東ドイツの国有電気メーカーらしい。
RFTの工場の一つがWFなのか、名称が変更になったのか、結局よくわかりませんでした。
でもまぁデータシートは見つかっているので何とかなるでしょう。
MSM85C154
前回に引き続きピギーバック品をもう一つ。
沖のMSM85C154です。
対応するマスクROM品はMSM83C154で、これは80C51の拡張版です。本家のIntelは開発用としてはUV-EPROM内蔵の8751/87C51を用意していました
ROM無しタイプはI/Oピンが減ることもさることながらROMへの配線が面倒ですし、UV-EPROM内蔵タイプは専用ライタやアダプタが必要になるので、個人的にはピギーバックタイプは好きですね。ROMエミュレータを使えるのもメリットです。
uPD78CG14E
またちょっとレアなパッケージのマイコンを入手しました。
NECのμPD78CG14E、μPD78C10のピギーバックタイプです。
μPD78C1xシリーズの開発用で、他にUV-EPROMまたはOTP ROM内蔵のμPD78CP14というのも存在します。OTP ROMのは少量生産用ですね。
マスクROM品のROM容量は4kB/8kB/16kBですが、このμPD78CG14Eに載せるROMはなぜか27C256相当品と指定されています。A14に対応するピン27はVSS固定になっていますから前半16kB分しか使えません。
HP 1820-1692
Twitter で存在を知って調べてるうちに、面白そうだ... 欲しい... 買おう... となって買ってしまいました。
HPの1820-1692、他にクロック(と電源電圧)の異なる1820-1691というのも存在します。
以前取り上げた1820-2151のような他社品のHP型番ではなく独自デバイスのようです。製造を他社に委託している可能性はありますが...
User's Guideを読んでいくとハード的にもソフト的にもかなり変わったプロセッサであることがわかります。
まずはハードウェアの特徴から。
КР1016ВИ1
今回もまた買ったまま忘れてたデバイスになります。
「КР1016ВИ1」キリル文字なのでどう読んでよいか困りますが、英字だと「KR1016VI1」になるようです。
でもそんなことより気になるのは左右の大きな穴ではないでしょうか。
断面の様子からは後からエンドミル等で切削したのではなく成形の時からこの形状らしいことがわかります。一体何の目的でこんな形状になっているのでしょう?
この石の機能としてはMN1435相当品という触れ込みでしたが、データシートによるとMN1435はDIP40ピンに対してこれは28ピンといきなり食い違っています。同シリーズのMN1432なら28ピンなのですが...
続・UVEPROMのリマーク品
UVEPROMのリマーク品でIPAで拭いてみたら旧型番が出てきた話を書きましたが、この時買ったのは10個ほどあるのでもう1つ同様に拭いてみました。
これは拭う前、前回のものと全く一緒です。
同じようにIPAで拭ってみました。
今回はレイアウトがほぼ一緒で重なっている部分が多いですね。アクセスタイム120nsを100nsに偽装している点は同じです。
両者を見比べながらオリジナルとリマークを分けてみます。
TMS87C257
87C64と8185で触れた87C257、入手したまま忘れていました。
インテルではなくセカンドソースのTexas Instruments TMS87C257-20です。
以前書いたようにALEはVppと共用(87C64ではCEと共用)に改良されています。
SN74LS783
74シリーズの変り種(その4)で取り上げた74LS783の現物を入手しました。
なんでこんなものを調達したかというと、これを使用したルーズキットが発売されたことと、そこでUniversal Monitorを動かしてみたいと思ったからです。
キットの方はあっという間に売り切れてしまったのですが、海外調達で時間のかかるSN74LS783をとりあえず手配したのでした。
1983年製という割には奇麗すぎる気がするのはちょっと心配です。