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マニュアルやデータシート、カタログ等の資料類です。

古い雑誌記事の入手の仕方

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前回、古い雑誌記事の探し方を書きましたが、今回は見つけた記事の入手方法について書いてみたいと思います。

バックナンバー

比較的新しい号でしたら出版社にはまだ在庫が残っているかもしれません。

出版社によってはメール等で申し込めば販売してくれるところもありますので問い合わせてみると良いでしょう。

また書店から取り寄せてもらう方法もあります。

一般の書店では次の号が出ると返本してしまうことが多いですが、秋葉原の書泉ブックタワー等バックナンバーを置いているところも少ないながらあります。

合本

数か月分の記事をまとめた合本が発売されていたものもありました。

  • 『エンサイクロペディア・アスキー』:『ASCII』誌をまとめたもの
  • 『TheBASIC B-Number』:『TheBASIC』誌をまとめたもの

合本も入手困難になってしまっていますが、後述の古本屋などをあたる時の選択肢しては有効と思います。

広告やニュース記事などが省略されていたり、順序が変更されていたりするので注意は必要です。

古い雑誌記事の探し方

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以前、私の雑誌遍歴(前編)(後編)を書いたためか、「○○の記事の号は何年何月号ですか?」といった問い合わせが何件かありました。

そこで昔の記事の探し方について私がよく使う方法を書いてみたいと思います。

総目次を使う

技術系の雑誌であれば何らかの形で総目次が用意されていることが多いと思いますので、もしそれがあるのなら当たってみるのが良いでしょう。

  • 『トランジスタ技術』,『インターフェース』は毎年発行されているCDROM版(1年分の記事がPDFで収録されている)に創刊号からのインデックスがテキスト形式で収録されています。ページの範囲まで記載されていますのでコピーサービスを使うにも便利です。
  • 『ASCII』,『Oh!PC』などは1年分のインデックスが毎年特定の号に掲載されていました。
  • それ以外でも過去の総目次が掲載されたものもあります。

もしこれらを持っていて、著者・タイトルの見当が付くのであれば最も簡単な方法の一つと思います。

私の雑誌遍歴 (後編)

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  1. プロセッサ

    1985年5月号から1990年10月号までと比較的短命でした。毎月買うようになったのは1988年頃からですが、あっという間に休刊そして次の「Software Design」にリニューアルされてしまいましたね。

  2. Software Design

    最初は「プロセッサ」ロスのショックが大きくて買っていませんでしたが、2001~2005年頃は買っていました。何がきっかけだったのかな。
    後に1990~2012年までが総集編としてDVD-ROMになっています。

  3. インターフェース

    トランジスタ技術とともに大学や会社(もちろん電子系だからでしょうが)で購読される定番です。これも後から入手したものが多いですね。
    黒い時代のものは結構ありますが、白くなってからはあまり買っていません。

私の雑誌遍歴 (前編)

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参考文献・関連図書として古い雑誌を挙げることがありましたし、これからも多くあるでしょう。
これらは図書館で調べたものもありますが、持っているものも結構多いです。技術系の雑誌はほとんど処分していないので...

ということで今回は愛読していた雑誌を取り上げてみたいと思います。

  1. 子供の科学

    これは小学生の頃ですね。理科好きには定番ともいえる雑誌です。私は生物や天文には興味が無かったので電気関係の記事ばかり読んでいました。
    いつも図書館で読んでいたので現物はありません。

  2. 模型とラジオ

    これも図書館が中心でしたが、数冊持っています。
    やはり読んでいたのは電子工作系の記事が中心でした。

  3. 初歩のラジオ

    1982年頃から1985年頃まで買っていました。
    Z80ボード 1号機はこれの記事を元にしています。

  4. ラジオの製作

    買っていた期間は1983年1月から1984年1月までの約1年間と短かったです。内容的に「初歩のラジオ」に似ていたので両方買うこともないだろうと買うのを止めたのだと思います。

フィリップス関数電卓のマニュアル

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フィリップス製の関数電卓のマニュアルです。本体もどこかにあると思うのですが行方不明です。

マニュアル 表紙
このSBC158というのは30年ほど前に千石電商で売られていたものです。シャープやカシオのものがまだ何千円もしていた頃に、確か1000円と安かった記憶があります。

日本でフィリップスというとシェーバーのイメージがありますが、世界的には総合メーカーですよ。
コンパクトカセットを開発したのはフィリップスですし、CDもソニーとフィリップスの共同開発です。CTスキャナやMRIなどの医療機器も作っています。海外ホテル等ではフィリップス製テレビもよく見かけました。今は分離されてしまいましたが、以前は半導体部門も持っていました。

MCS-51マクロアセンブリ言語 ユーザーズ・ガイド

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MCS-51のアセンブラのマニュアル、©表記によると35年前のものです。


MCS-51(マスクROM内蔵の8051、EPROM内蔵の8751、ROM無しの8031の総称)のマニュアルです。タイトルが微妙なので中をパラパラと見てみると、アセンブラの使い方(操作方法・擬似命令など)とMCS-51の使い方(命令セット・内蔵デバイスなど)が両方書かれています。割合的には半々くらいでしょうか。

私はMCS-51は使ったことはありません。以前は高価なデバイスでしたし、対応するROMライタを何とかしなければなりません。ROM無しの8031を使えばROMライタは不要ですが、それだったら汎用のプロセッサ(Z80とか8086とか)を使ったほうがマシと思っていました。
それでもこれを持っているのは、「捨てるなら俺にくれ」と言ってしまったせいなのか、一束いくらで買ってしまったせいなのか、今となってはわかりません。

計算尺のマニュアル

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以前紹介した計算尺のマニュアルが出てきました。


これが表紙、型番が No.2664S, No.72, No.2634と3つも載っているのは使い方が同一だかららしいです。

最初のところに3機種の相違点が載っており、それによると2664Sが標準のもので長さ25cm、72は精度を求めて50cmにしたもの、私の持っている2634は携帯用に12.5cmに短縮したものとのことです。何しろ目盛りを読むので大きいほど良いというわけですね。一方あまり大きいと扱いにくくなるわけで、用途に応じて選べるわけです。
その他は2634で一部の尺(CIF尺)が省略されている以外は全く一緒です。ベースとなった2664Sは昭和19年発売とのことなのでかなりのロングセラーですね。

ざっと読んでみたところ前に書いた使い方は大体あっていたようです。

NEC NK3618-21 マニュアル

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私が家で(メインで)使った最初のプリンタNK3618-21です。


現物はもうありませんが、マニュアルが出てきました。
持っていたのはNK3618-21でNK3618-22との違いは漢字フォントを持っていないことでした。当時は文書をプリントすることはほとんど無く、プログラムリストのプリントがメインで、パソコン本体はまだPC-8001mk2の頃なのでプログラムに漢字は使えませんでした。ということでプリンタの漢字対応は必要ないと考えたのです。

さてこのNK3618-21/22はドットインパクト方式という形式のプリンターです。電磁石で駆動されるピンで、帯状の布にインクをしみこませたインクリボンを叩き、インクを紙に転写する仕組みになっています。最近ではあまり見かけない形式ですが、カーボン紙による複写が可能なので、複写伝票などのプリント用に細々と生産が続けられているようです。

EPSON RC-20 リストコンピュータ (のカタログ)

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最近スマートウォッチなるものが流行っているようですが、その遠い先祖にあたりそうなモノのカタログが出てきました。エプソンのRC-20リストコンピュータのカタログです。
調べたところ1984年発売のようですから、30年以上前になりますね。
残念ながら実物は所有しておりません。

エプソン RC-20 カタログ
EPSONのRC-20 リストコンピュータ、普通のアラーム付き時計機能のほかにプログラムを送り込んで実行可能でした。標準でスケジューラ・メモ・ワールドタイム・電卓のプログラムが付属し、それと置き換える形でユーザ作成のプログラムを入れることができます。表示は42*32ドット(7文字*4行)で入力操作はタッチキー、通信機能は有線のシリアル(2400bps)とのこと。

アイフォン再び

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以前紹介した「アイフォン」ですが、関連資料が出てきました。


これは親機の裏に貼られていたラベル。親機の撮影時には剥がれていて無かった(壁に設置していた方は未確認)のですが、別途保管されていました。回路図が載っているのも時代を感じさせます。
「アイフォン」も商品名ではなく、会社名のようですね。


取扱説明書も出てきました。写真では色がわかりにくいと思いますが、薄紫色です。
「対話の世界を電子でひらく!!」なかなか大げさなキャッチコピーですね。
「AIPHONE」の読みは「アイフォン」ではなく「アイホン」でした。アイホン株式会社は今も存続し、ドアホン・インターホンを作っているようです。