出土品

自宅から発掘された機器・部品・その他を紹介します。入手の経緯は

  • 物心つく前から家にあったもの
  • 旬な時期に入手して使っていたもの
  • 旬な時期に入手したものの、死蔵していたもの
  • 旬を過ぎてから入手したもの

など様ざまです。

特記のない限り廃棄はしていません。
「細部が見たい」「内部を見たい」などありましたら「ご意見・ご要望」に書いていただけると再発掘するかもしれません。ただ整理して保管しているわけではないのでいつになるかはわかりませんし、最悪の場合は偶然出てくるまでそのままになる恐れもあります。

昔のきっぷ

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今日はちょっと電気を離れ、発見した昔のきっぷを。でもちょっとは関係あったりします。

新幹線自由席回数券
新潟までの新幹線自由席回数券、発行が「3.-4.-1」だから平成3年ですね。

この頃は私はまだ学生でしたが、父が毎週新潟へ往復していたのでその時のものと思います。

以前、半田市鉄道資料館リニア・鉄道館で発券システム「マルス」について書きました。印字方法は初期には活字の棒を差し込みむ方式で、後にカタカナのプリンタ(ドットではなくタイプライタ)に移行しましたが、その後がこのドットインパクトプリンタでした。漢字が自由に使えるようになり太字や文字サイズの変更もできるようになりました。現在のような感熱式ではないので雑に保管していても消えたりはしません。

ASUS P/I-P55TP4XE

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もう一つ撮りっぱなしのものがありました。

P/I-P55TP4XE
ASUSのP/I-P55TP4XEというもの、この頃は頻繁にPCの部品入れ替えていたからいろいろ出てきますね。

ミニではないDINコネクタがあるのでATマザーボードです。そのすぐ下にはPS/2のマウスコネクタが見えます。

メモリは72ピンのSIMMが最大4枚、おそらくは32MB×4の128MBが最大容量と思います。

大きな「SMC」ロゴの付いているのはFDC37C665IR、型番からFDC(Floppy Disk Controller)のようですがいわゆるSuper I/Oと呼ばれるものです。FDCの他にIDE・シリアル・パラレルを集積したもので、これはさらに赤外線通信のIrDAも対応しています。右側にこれらのコネクタが並んでいますね。

拡張スロットはPCI×4, ISA×3(1つは共用)です。

Cobra AW850 サウンドボード

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これ写真撮ったまま忘れていました。つまり現物はまた埋もれてしまっています。

AW850 表面
あまり使った記憶がないサウンドボード、Cobra AW850です。

昔のSound Blaster 16の頃は汎用チップが使われていて基板上が賑やかでしたが、これはワンチップ構成なのでメインのチップ以外はC, R類ばかりとなっています。

そのメインチップがCMI8738/PCI-6ch-LX、型番からわかるとおり5.1CH対応です。データシートによるとフル機能のCMI8738/PCI-6CH・モデム機能を省略したCMI8738/PCI-6CH-MX・S/PDIFも省略したCMI8738/PCI-6CH-LXがありますが、残念ながらこれは最後のLXですね。

ただ基板上には「MODEM OUT」とか「OPTICAL SPDIF-I/O」などのシルクがあるので上位機種も同じ基板で存在したようです。

898-5-R220/330

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これも探し物中に見つけました。

898-5-R220/330
ICではなくて厚膜レジスタネットワーク、いわゆる集合抵抗です。「9103」とあるので1991年製のようです。

このようなDIP型だと向かい合うピンの間に抵抗が入っているタイプが一般的ですが、違うタイプも存在します。

SIP型だと1ピンがCOMMONになっていて、5ピンで4素子か9ピンで8素子のものが多いです。プルアップ/プルダウンに使いやすいタイプですね。
8ピンで4素子の独立タイプやもっと複雑なものもカタログにはありますがめったに見かけません。

SIP同様に16ピンで15素子などというのもありますが、これは16ピンで28素子というタイプです。ピン数より素子数が多いとはどういうことと思うかもしれませんが、それはこういうことです。

ピン数 = 14 + 2 = 16
素子数 = 14 × 2 = 28

Intel N82077SL

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昔パーツケースごと人にもらった中にこんなのを見つけました。

Intel N82077SL
IntelのN82077SL、68ピンのPLCCパッケージです。

レーザマーキングが読みにくいので別な角度の写真も載せておきましょう。

Intel N82077SL
だいぶ読みやすくなりました。

「NEC」の著作権表示があるのが気になりますね。

データシートによるとPC用のFDCです。コアはNECのμPD765、だから「©NEC1979」表示があるんですね。

GA-G31M-ES2Lに載ってたモノ

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昨日のGA-G31M-ES2Lに載っていて外したものたちです。

CPU 表面
まずはご本尊のCPUから。

CPUはIntelのCeleron E3300でした。これ当時のサブマシン(メインは今もこのサイトを稼動させています)だったので、性能は追わずに一通り動作すればよいという選択だったはずです。クロック2.5GHzでL2キャッシュが1MBです。マレーシア製ですね。

パッケージはLGA(Land Grid Array)、これは775ピンなのでLGA775と呼ばれました。まぁ775ピンといっても多くは電源関係のピンですけどね。周囲の一段低くなっている部分をソケットの枠で押さえる形になります。

下の基板のように見える部分はインターポーザーとも呼ばれます。構造としてはビルドアップ基板そのものです。

Gigabyte GA-G31M-ES2L

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GV-MVP/RX2Wから半年以上経ちましたが、マザーボードを忘れていました。

Gigabyte GA-G31M-ES2L
GigabyteのGA-G31M-ES2Lというもの、うちの中では新しい部類ですが10年以上前のもののようです。

486とかPentium(Socket7)なんかの頃は頻繁に替えていましたが、最近はもうパフォーマンスにあまり不満はないので動いている限りそのままなんですよね。

基板 表側
CPUとDIMMを外してみました。

Lattice GAL20V8

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GALはGALとCPLDのGAL16V8BやGAL22V10Bを取り上げてきているのでこれはパスしようかとも思ったのですが...

GAL20V8-25LP
LatticeのGAL20V8-25LP、A,B,C,Dの付かない初期タイプです。今回取り上げた理由も旧ロゴだったから、これほとんど見ないのだけど切り替わったのはいつ頃なのでしょう?

そこで過去のGALデータブックをあたると、1991年版では本デバイスと同じ旧ロゴが、1992年版では見慣れた新ロゴが使われています。GALの登場は1980年代後半だったはずなので旧ロゴの時代はあまり長くなかったようです。

A,B,C,Dが付いても基本機能に大きな違いはありませんが、無印はピンにプルアップが付いていなかったり使い方には注意が必要です。

Diamond Stealth 64 VIDEO VRAM PCI

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これはまだ取り上げたこと無いと思うので...

Diamond Stealth 64
PCIバスのビデオボード、Diamond MultimediaのStealth 64 VIDEO VRAM PCIです。

当時のハイエンドのボードだったと思います。

表側
左上の青いのが目立ちますがこれはコントローラではありません。37RGB526CF22が型番と思われ、「PALETTE DAC」とあるようにパレットレジスタとD/Aコンバータを一体にしたもので「RAMDAC」とも呼ばれます。CRTの時代は画質を左右する重要なデバイスとしてこだわる人も多かったですね。

74L04 と 74L42

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MB8861とMB8870を手に入れたのですが判定ルーチンと一緒に書こうと思いまして、今回は珍しい74シリーズを取り上げます。

SN74L42N
一つ目はTIのSN74L42N、BCD to 10のデコーダです。型番表示が右によっているのは古いTI製にはよくありました。1976年製。

何が珍しいかというと「74L」というところ、以前取り上げた74Hとともに滅多に見かけないシロモノです。すぐに74S, 74LSの時代になったのであまり普及しなかったようです。

最初の74は種類が豊富だった(SやLSが作られなかった品種も多い)ためか生き残ったのですが、74L,74Hにはそういうアドバンテージも無さそうです。