出土品

自宅から発掘された機器・部品・その他を紹介します。入手の経緯は

  • 物心つく前から家にあったもの
  • 旬な時期に入手して使っていたもの
  • 旬な時期に入手したものの、死蔵していたもの
  • 旬を過ぎてから入手したもの

など様ざまです。

特記のない限り廃棄はしていません。
「細部が見たい」「内部を見たい」などありましたら「ご意見・ご要望」に書いていただけると再発掘するかもしれません。ただ整理して保管しているわけではないのでいつになるかはわかりませんし、最悪の場合は偶然出てくるまでそのままになる恐れもあります。

ポケコンパイラ

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またまた懐かしいファイルが出てきました。

ファイル
30年以上前のもの、ポケコン用のコンパイラをハンド逆アセンブルして解析した資料です。バイナリで1.5kB程を全部手書きしていました。

掲載誌(『I/O』1984年12月号)もまだ持っていたので何箇所か比較してみましたが、それで間違いないようです。

対象機種のPC-1251は所有していませんでしたので、単に中身というか仕組みを知りたかっただけなのか、PC-1261への移植を企図していたのかもしれません。最終的に移植はしていませんが。

「日本児童図書出版協会」のファイルは中学のとき図書委員をやっていたのでその関係で貰ったものと思います。

オシロスコープ発掘

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W65C02のデータバスの電圧(W65C02続報を参照)を確認したくてオシロスコープを発掘しました。
実際には一月ほど前なのですが、写真を撮るのが後回しになっていまして...

OS-5100A
LG電子のOS-5100A、100MHz,2現象のオシロスコープです。

はじめて所有したオシロスコープはハムフェアで入手したトリオのCS-2100だったと記憶しています。やはり100MHz,2現象のもので結構多機能だったのですが、ジャンクに近い中古だったせいもあり不調になっても修理もままなりませんでした。

そのうち一部のレンジで水平掃引が動かなくなり、使えるレンジが残り少なくなってきたあたりで買い替えを考え始めました。

主な用途はマイコン系だったので次のような条件です。

レジストペン

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やっと確定申告を出せたので更新頻度上げたいなと考えているのですが、どうなることやら。とりあえず今回は軽いネタでいきます。

レジストペン
単なるペンのようですが、なぜこれを取り上げるのか、なぜカテゴリーが「文具・事務用品」ではなく「工具・測定器」なのか?

それはこのペンのメーカ(実際の製造はどこか文具メーカに委託しているかもしれませんので発売元と呼んだ方が適切かもしれません)を見れば察することができるでしょう。

ということで表示部分を見えるようにした次の写真です。

uA555

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今日はアナログ・デバイセズの石とともに出てきたモノを取り上げます。とはいってもアナデバのは1つのスポンジに挿してあったのに対してこれは別だったので出所は異なっていたかもしれません。

uA555
FairchildのμA555、1984年の韓国製のようですね。

オリジナルはSigneticsのNE555というタイマーICです。CMOS化されたもの・2回路を14ピンパッケージに収めた556・一部のピンを共通にしたり省略して4回路を16ピンパッケージにした558などのバリエーションがあり、多くのセカンドソースが存在しました。登場は1970年代の初頭なのでかれこれ50年近く昔からのデバイスですが、いくつかのメーカでは今でも生産が続いている超ロングセラーです。

データシートには Typical Applications として以下の2つが記載されていました。

アナログ・デバイセズ

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資料の捜索していたらアナログ・デバイセズの石がいくつか出てきました。

AD533KD
一つ目はAD533KDです。だいぶ腐食が進んでいますが型番は何とか読めます。

「K」は誤差のランクを表し、±2.0%の「J」・±1.0%の「K」・±0.5%の「L」があります。末尾の「D」はセラミックDIPを表し、他にメタルカンの「H」もあります。

上のは2行目のデートコードが判読困難ですが、まとまって出てきたことから下と同じく「7833L」ではないかと思われます。

このAD533ですが、データシートによると「Low Cost IC Multiplier, Divider, Squarer, Square Rooter」とあります。乗除算・平方・平方根の演算器なのですが、社名からも想像できるようにアナログの演算器です。

内部は乗算器と差動アンプから構成されています。

Intel P2114

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2114は以前にも取り上げていますが、Intel オリジナルが出てきたので再度書くことにします。

P2114A-4
IntelのP2114A-4、1024×4bit構成のSRAMです。

ピン数は18ピン、内訳は電源に2本・アドレスが10本・データが4本・CEWEとなります。

データシートによると「-4」はアクセスタイム200ns品のようです。今の感覚からするとかなり遅く感じますが、450nsや650nsなどというのが普通にある時代のものですのでそう遅いわけではありません。

マーキングはレーザのように見えますが、最近の見にくいものと違って読みやすいので助かります。彫りが深いせいでしょうか。

新年初はMSM2128

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新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

MSM2128-1AS
今年初はいつ入手したかわからないこれです。

OkiのMSM2128-1AS、2k×8bitのSRAMです。以前もこの構成のものをいくつか取り上げました。

見てのとおりセラミックのSide Brazed DIPです。ピンが金メッキでハンダ付けの形跡が無い(曲がってはいますが)ので未使用品かソケット使用だったようです。1ピンマークが昔のグリーン車のマークのような形をしていますね。丸とか「1」とかはよく見ますがこれはあまり見たことがありません。

データシートを検索するとプラスチックDIPのMSM2128-xxRSのものばかり出てきますが、たまたま手元に-1ASのものを持っていました。

5.25インチ版 SIP

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前に3.5インチ版を見つけましたが、5.25インチ版も発見です。

ケース入り
紙製のケースに入っていました。「Flexible disk」というのがいいですね。

EPSONのディスクというとソフトウェア・インストレーション・プログラム(SIP)くらいしか心当たりはありません。

ディスク表面
ケースを開けて取り出してみると案の定SIPでした。

5.25インチ2HDフォーマット、バージョンは2.18でしたので以前取り上げたものより新しいものです。

ENW-3505-T

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これも撮影したまま忘れていました。

ENW-3503-T
PlanexのENW-3503-T、PC Cardタイプのネットワークカードです。

10Base-Tのみの対応なのでかなり古いものですね。今ではWi-Fiがあって当たり前ですが、優先ネットワークも標準装備されていなかったころのものです。

カード 表側
左側をカードスロットに挿し込みます。

中央部分が少し膨らんでいるので厚さ5mmのType IIと呼ばれているものですね。もっとも一般的なものです。

ELSA EX-VISION 400TV

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ELSAのEX-VISION 400TV、またまたTVチューナボードです。撮影したのはしばらく前ですが他に紛れて埋もれていました。

基板 表側
TVチューナボードはこれまでに何枚も取り上げてきましたがどれも構成は似たようなものですね。

左上のチューナモジュール、アンテナコネクタの近くに配置する必要から配置はおのずと決まってきます。

右下のSAA7130HL PCI video broadcast decoderがメインのチップ、というか名称からほとんどの機能をまかなっているはずです。データシートによると外部にI2C EEPROMが必要のようで、右上のコネクタの下の8ピンがそれと思われます。

右上のコネクタはサウンドボードへのオーディオケーブルです。SAA7130HLにはオーディオの入力が2系統・出力が1系統あるのでその出力でしょう。