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2枚目の基板はQUIP


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1枚目の基板を待っている間にもう1枚基板を注文しました。

2枚目の基板はμPD7800GをEMILY Boardで動かすためのボードです。ほぼ1:1で配線するだけで良いので回路としては非常にシンプルなのですが、パッケージがQUIPという点が災いして後回しになっていたのでした。

今回は以下が主な新規項目になります。

一つ目はフットプリントの作成です。

KiCad 6.0は回路図シンボルやフットプリントのライブラリが充実していますので一般的な部品なら探せば大抵のものはあります。なくてもSnapEDAなどから入手できることが多いのですが...

さすがにμPD7800Gのシンボルは古すぎるせいか見当たりません。シンボル作成もチャレンジしたいところですが32×2のコネクタ(Conn_02x32_Counter_Clockwise)で代用しました。フットプリントとの紐づけが緩いので問題ありません。

フットプリントはDIPを参考に作成しました。

NECのパッケージ資料を見ながらランドを並べていきます。QUIP-64_W24.13mmの名称はDIPに合わせています。

16×1のピンヘッダを4つ、位置を合わせて並べればフットプリント作成無しでもできるとは思います。

二つ目は秋月のB基板サイズに合わせることです。

基板サイズや取付穴は他のEMILY Board用のCPUボードに合わせておいた方が便利だろうということで、秋月のB基板と同一サイズ・穴位置にしてあります。

原点は中央付近に設定しました。2.54mmピッチのB基板での穴位置にあるので、100.00milグリッドで部品を配置すればユニバーサル基板と同位置になります。

三つめはユニバーサル領域の作成です。

後で何かあったときにロジックICなど追加できるように余白をユニバーサル領域(蛇の目パターン)にしたいと思います。

当初、単独のランドだけのフットプリントを作成して並べてみたのですが、Freerouter向けにSpectra DSNのエクスポートをしようとしたところREFの無いフットプリントが存在するといってエラーになってしまいました。ずらっと並べたランドに番号を振るのはさすがにアレなので今回は14ピンと20ピンのDIPのフットプリントを3つずつ並べることでお茶を濁すことにしました。

これは今後の課題です。パッと思いつくものだと
  1. 「位置に基づいて再アノテーション...」でランドにREF振る
  2. 配線禁止領域にしておいて自動配線後、ランドを並べる
  3. ランドを長方形に並べたフットプリントを作っておく(REFはフットプリントごとだから数が減る)

あたりですが、きっともっとエレガントな方法があるのでしょう。

理想は塗りつぶしゾーンでベタやハッチングの代わりに蛇の目(穴付き)が指定できること(笑)ですね。

1枚目はFusion PCBを使ったので今度はPCBGOGOにしてみました。ここは同種でも面付けして集合にすると追加料金がかかりますが、その代わり面付け作業を依頼することもできるようです。

今回の基板は枚数を多くする必要もないし、95mm×72mmなので面付けすると10cm×10cm制限を超えて一気に値段が上がってしまうこともあり面付けは行ないません。

こちらは処理が異常に早くて、1/12の午後に注文したのが翌日にはもう出荷されていました。

1/18には到着しましたので、次回は動作確認について書こうと思います。

参考文献・関連図書: 
”1983/1984 Microcomputer Catalog”, NEC Electronics.

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