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EPSONの超小型PC (インストール編 その1)


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中を一通り見たところでインストール開始したのですが、実はまだ完了していません。

前回書いたようにSO-DIMMは手持ちの4GBに交換し、HDDはそのまま320GBのものを使用することにします。キーボードはちょうど手元にあったHappy Hacking Keyboard ProfessionalをUSB接続して、ディスプレイはVGA (アナログ)での接続です。

インストール方法はUSBでCD-ROM/DVD-ROMを繋いで行なうのが一般的ですが、その後の環境構築まで考えると結構面倒です。幸いNetBSDを使用中の環境があるのでそのクローンを作ることにしました。
候補となる環境は一つはこのサイトを運用しているPC、もう一つはLenovo ThinkPad X60です。どちらからでもできないことはありませんが、構成の近い後者を採用することにします。

NetBSDではCPUアーキテクチャ(今回の場合「i386」)さえ共通であればハードウェア構成が異なってもインストールされるファイルは基本一緒です。カーネルをカスタムしていない限り少なくともシングルユーザモードで起動することは期待できます。

まずはHDDをコピーします。コピー元となるX60は普通にNetBSDを起動しておいて、コピー先のHDDをUSBで接続します。

私はタイムリー UD-500SAというものを使用しました。2.5インチと3.5インチのIDEとS-ATAのドライブをUSB接続することができます。ドライブは裸のままですが、今回のように一時的に使うのに適しています。
一つ持っているとPCが壊れたときのデータ救出にも使えて便利です。

X60内蔵ドライブは「wd0」、USBで接続したドライブは「sd0」として認識されます。

内容をコピーする前にコピー元のdisklabelを見ておきましょう。

# /dev/rwd0d:
type: SCSI
disk: 00BEVT-35A0RT0  
label: fictitious
flags:
bytes/sector: 512
sectors/track: 63
tracks/cylinder: 16
sectors/cylinder: 1008
cylinders: 16383
total sectors: 976773168
rpm: 3600
interleave: 1
trackskew: 0
cylinderskew: 0
headswitch: 0		# microseconds
track-to-track seek: 0	# microseconds
drivedata: 0 
 
8 partitions:
#        size    offset     fstype [fsize bsize cpg/sgs]
 a:   2064384         0     4.2BSD   1024  8192     0  # (Cyl.      0 -   2047)
 b:   8257536   2064384       swap                     # (Cyl.   2048 -  10239)
 d: 976773168         0     unused      0     0        # (Cyl.      0 - 969020)
 e:   2064384  10321920     4.2BSD   1024  8192     0  # (Cyl.  10240 -  12287)
 f:  16515072  12386304     4.2BSD   1024  8192     0  # (Cyl.  12288 -  28671)
 g: 264241152  28901376     4.2BSD   1024  8192     0  # (Cyl.  28672 - 290815)
 h: 683630640 293142528     4.2BSD   1024  8192     0  # (Cyl. 290816 - 969020)

「type」のようにおかしな値が入っているところもありますが、実害の無いものはそのままにしています。total sectorsによるとこれは500GBのようですね(以前換装しています)。コピー先は320GBしかありませんが、起動に必要なgパーティションまでは320GB内に収まっているのでこのままコピーすることにします。

ここでもう一つ気になる点は、コピー元は512バイトセクタなのに対してコピー先が4096バイトセクタになっていることです。ソフトウェアからはどちらも512バイトセクタに見えるのでコピー自体は問題なくできるはずですが、ファイルシステムの管理単位とハードウェアのセクタが整合していないとパフォーマンスが低下します。普通にお任せでインストールするとセクタ63から使われ整合しない状態となるのですが、幸いなことにセクタ0からインストールされているのでこれもそのままで良さそうです。

実際のコピーは以下のようにして行ないました。

disklabel -W sd0
dd if=/dev/rwd0d of=/dev/rsd0d

最初の行は一部書き込みがプロテクトされているので、それを解除して全領域書き込みできるようにするため。コピー先の方が小さいのでエラーで止まりますが、必要な部分はコピーされているはずです。

この後、/dev/sd0a (新HDDのroot partition)を仮にマウントして必要最小限の設定を変更します。

mount /dev/sd0a /mnt

おもな変更点は

  • hパーティションを使用しないようにする
  • telnetできるように固定IPアドレス設定
umount /mnt

最後にマウントを外して変更は終了です。

それではこのHDDを取り付けて起動してみます。
カーネルは正常に読み込まれたのですが、起動中に止まってしまいました。

panic: kernel diagnostic assertion "!wskbd_console_initted" failed: file "/e0/src/sys/dev/wscons/wskbd.c", line 540

USBキーボードが悪さをしているようです。

(続く)


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